2021-11

1600情報工学一般

世界トップレベルの東芝独自顔認識AI技術を活用した、オンライン本人確認向けサービスを提供開始

電子決済サービスなどで必要となる本人確認書類OCR「本人確認書類読取サービス・本人確認書類読取ソフトウェア」のラインアップを強化し、新たに「顔認証サービス」と「本人確認書類厚み判定サービス」の提供を開始します。
1202農芸化学

ウイルス病に強い温暖地向け大豆品種「はれごころ」~ 褐斑粒や自然裂莢が発生しにくい多収品種~

ウイルス病に強く難裂莢性を備える温暖地向け大豆品種「はれごころ」を育成しました。ウイルス病による褐斑粒の発生や自然裂莢による減収を抑制することができる。草姿は温暖地の主力品種である「サチユタカ」に類似していますが、子実の品質はより優れており、多収です。
1601コンピュータ工学

スピントロニクスで脳型コンピューター向け新素子 ~ニューロンとシナプスの機能を一体化~

スピントロニクス技術に基づくニューロンとシナプスが統合された人工構造を作製し、脳における「同期の制御」の機能を初めて実現しました。ニューロンとシナプスの機能が一体化されたスピントロニクス素子技術を開発。連結されたスピントロニクス振動子(ニューロン)間の同期発振の起きやすさをメモリスタ(シナプス)により不揮発に制御することに成功
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0400電気電子一般

有機材料を用いた蓄光デバイスの高性能化に成功~レアメタルを必要としない持続可能な産業の拡大と多様化に期待~

レアメタルを必要としない有機材料を利用した蓄光発光材料の高性能化に成功しました。吸収波長の広い材料の選択、酸素との反応を低減するホール(正孔)拡散機構の利用、電荷蓄積材料添加によるエネルギー蓄積状態の安定化によってこれらの課題を大幅に解決し、窒素下では従来に比べ約10倍の性能を示し、大気下でも機能する有機蓄光材料を実現しました。
1700応用理学一般

乾燥ワカメのようにゲルが吸水して膨らむ速度の法則を解明~アインシュタインの関係式と負のエネルギー弾性から発想~

乾燥ワカメや紙おむつの吸水剤のように「水に浸したゲルが吸水して膨らむ速度」の温度による変化を決める物理法則を世界で初めて明らかにしました。ゲルの膨らむ速度の温度変化は、最近発見された「負のエネルギー弾性」とブラウン運動におけるアインシュタインの関係式を組み合わせた新しい法則で決まることが分かりました。
1600情報工学一般

害虫の飛行パターンをモデル化し3次元位置を予測~害虫を高出力レーザー等で駆除する技術開発に貢献~

農業害虫であるハスモンヨトウ(ガの一種)の飛翔をステレオカメラにより撮影して3次元の位置を計測し、飛行パターンを調べました。得られた飛行パターンをモデル化し、リアルタイムの画像から数ステップ先(0.03秒先)の位置を1.4cm程度の精度で予測できる方法を新たに開発しました。
1702地球物理及び地球化学

中央アメリカにおける大地震と火山活動との関係に関する新発見

中央アメリカにおける大地震と火山活動との因果関係について、統計計算に基づく検証を行うことで、地震の発生と火山の噴火回数の増加に明らかな因果関係があることを示しました。これらの地震は、既に噴火の準備段階に入った火山にのみ、噴火を促す方向に作用した可能性が高いことも分かりました。
1702地球物理及び地球化学

海洋表層の鉛直混合がインド洋ダイポールモード現象に与える影響を解明

インド洋熱帯域で発生する正と負のインド洋ダイポールモード現象の強さが異なる原因を、領域海洋モデルを用いたシミュレーションにより特定した。海洋上層の熱収支を正確に評価することで、正と負のインド洋ダイポールモード現象の強さの違いに、海洋表層の鉛直混合過程が重要な役割を果たしていることが初めて明らかになった。
1702地球物理及び地球化学

気候と氷床のシミュレーションから示される退氷期の気候システムの変動

全球気候モデルを用いて過去2つの退氷期を比較する古気候実験を行い、北半球氷床の融解水の量が異なると観測された急激な気候変化の特徴が再現されることが分かりました。氷床の融解水が多いと、温暖化が大西洋深層循環を強めようとする働きを阻害するためで、過去2つの退氷期で海水準の上昇速度が異なることと整合する結果です。また北半球氷床の融解には地球の軌道要素の違いが関わることを北半球氷床モデルの古気候実験から示しました。氷期サイクルを駆動する地球軌道要素が北半球氷床を融解させて大西洋深層循環に作用することを通して、過去2つの退氷期の気候変化の違いの原因となることを示唆します。
0404情報通信

自然にはない反射特性を示す140 GHz帯メタサーフェス反射板を開発

次世代のポスト5G/6Gで利用が想定される140 GHz帯において、電磁波を設定した特定方向に高効率で反射するメタサーフェス反射板を世界で初めて開発した。
1701物理及び化学

国立天文台が撮影した2021年11月19日の部分月食

2021年11月19日、最大食分が0.978という「ほぼ皆既」の部分月食が起こりました。国立天文台天文情報センターは、東京都にある三鷹キャンパスで部分月食のライブ配信と撮影を行いました。当夜の東京地方の天候は曇りがちで、月は雲の隙間からときおり姿を現すような状況でしたが、ライブ配信と撮影を完遂することができました。
1701物理及び化学

量子論で解く、ブラックホールでのガンマ線渦生成

ブラックホールのジェットや、中性子星の表面など、強い磁場を持つ天体における電子のシンクロトロン放射で、ガンマ線渦と呼ばれる渦状の形状を持つガンマ線が主に放射されていることを量子力学理論の計算によって明らかにしました。
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