令和3年2月の地殻変動

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2021-03-08 国土地理院

全国の地殻変動概況

 別紙1~7は、国土地理院が全国に展開している電子基準点等のGNSS連続観測網(GEONET)の観測結果から求めた2021年1月中旬から2021年2月中旬までの1か月間の地殻変動を表したものです。東日本の広い範囲で、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震後の余効変動が見られます。また、2月13日に発生した福島県沖の地震に伴う地殻変動が見られます。
火山周辺では、硫黄島において地殻変動が見られます。

別紙1 全国 (PDF形式:980KB)

トピックス

  • 2月13日に発生した福島県沖の地震(M7.3、最大震度6強)では、GNSS観測によると、「小高」と「S南相馬A」が西向きに、「楢葉A」が南西方向にそれぞれ2cm弱の地殻変動が見られるなど、福島県周辺で地殻変動が観測されました。(別紙8)
  • GNSS観測によると、2020年夏頃から紀伊半島西部・四国東部で観測されている、それまでの傾向とは異なる地殻変動は、最近は鈍化しているように見えます。この変動は、紀伊水道周辺のプレート境界深部における長期的ゆっくりすべりに起因するものと推定しています。(別紙9)
  • GNSS観測によると、2019年春頃から四国中部でそれまでの傾向とは異なる地殻変動を観測しています。この変動は、四国中部周辺のプレート境界深部における長期的ゆっくりすべりに起因するものと推定しています。(別紙10)
  • GNSS観測によると、2020年夏頃から九州北部及び九州南部でそれまでの傾向とは異なる地殻変動を観測しています。このうち、九州北部では最近は鈍化しているように見えます。これらの変動は、日向灘北部及び日向灘南部のプレート境界深部における長期的ゆっくりすべりに起因するものと推定しています。(別紙11)
  • 草津白根山周辺では、顕著な地殻変動は観測されていません。(別紙12)
  • 浅間山周辺では、顕著な地殻変動は観測されていません。(別紙13)
  • 硫黄島では、「硫黄島1」及び「M硫黄島A」では隆起が、「硫黄島2」では南向きの変動が継続しています。(別紙14)
  • 西之島では、だいち2号によるSAR干渉解析結果によると、火砕丘の周辺で衛星から遠ざかる変動が見られます。また、火砕丘の北東斜面及び南側で変動が見られます。(別紙15)
  • 霧島山周辺では、顕著な地殻変動は観測されていません。(別紙16)
  • 桜島周辺では、鹿児島(錦江)湾を挟む「垂水」-「隼人」等の基線で2021年1月上旬頃から、わずかな伸びが見られます。桜島島内の基線の変動は2020年4月頃からほぼ停滞しています。(別紙17)
  • 薩摩硫黄島では、顕著な地殻変動は観測されていません。(別紙18)
  • 口永良部島では、顕著な地殻変動は観測されていません。(別紙19)
  • 諏訪之瀬島では、顕著な地殻変動は観測されていません。(別紙20)

補足説明

  • 全国の1年間の地殻変動(2020年2月中旬から2021年2月中旬まで、別紙21)からは、以下のような傾向が見られます。
    • 東北から関東・中部までの広い範囲で、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震後の余効変動が見られます。
    • 硫黄島では、島内の地殻変動が見られます。
    • その他の地方では、プレート運動による定常的な地殻変動が見られます。

別紙一覧

参考資料

問い合わせ先

国土交通省国土地理院
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