人とゴリラが接近する「危険」な映像が視聴者の興味を引くことを解明

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YouTube動画の内容と視聴者の反応の分析

2020-06-03 京都大学

大塚亮真 アジア・アフリカ地域研究研究科・日本学術振興会特別研究員、山越言 アジア・アフリカ地域研究研究科教授は、マウンテンゴリラ(以下、ゴリラ)のエコツーリズムに関連するYouTube動画の内容を分析して、人とゴリラの近接映像は視聴者の興味・関心を惹きやすいことを示しました。

いま、人と野生動物との距離がどうあるべきかが問われています。マウンテンゴリラのエコツーリズムは、ゴリラの保全活動に大きく貢献してきました。その一方で、エコツーリズムによって人とゴリラが近づくことで、人獣共通感染症のリスクが増大することが懸念されています。

本研究では、ゴリラのエコツーリズムに関連するYouTube動画を用いて、人とゴリラの近接と視聴者の反応との関係を調べました。その結果、人とゴリラの近接を含む映像が、より多くの視聴回数と「いいね数」を得ていることが明らかになりました。本研究は、エコツーリズムを通じた人とゴリラとの距離のあり方とゴリラ保全に、インターネットメディア上の映像が負の影響を及ぼす可能性について指摘した点で重要な成果です。

本研究成果は、2020年5月21日に、国際学術誌「PLOS ONE」のオンライン版に掲載されました。

図:本研究のイメージ図(イラスト:山本修路)

書誌情報

【DOI】 https://doi.org/10.1371/journal.pone.0232085

【KURENAIアクセスURL】http://hdl.handle.net/2433/251074

Ryoma Otsuka, Gen Yamakoshi (2020). Analyzing the popularity of YouTube videos that violate mountain gorilla tourism regulations. PLOS ONE, 15(5):e0232085.

  • 京都新聞(5月31日 27面)に掲載されました。

詳しい研究内容≫

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