農作業のさまざまな管理コストを効率化
2019-11-07
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、圃場や作物の栽培状況などを手軽に管理することができ、土耕だけでなく水耕栽培や水産にも対応した営農支援プラットフォームの「畑アシストTM」(以下、本サービス)を2019年11月7日(木曜)から提供開始します。
本サービスは、圃場に設置したセンサから取得したデータを、アクセスポイントを経由してドコモのクラウドに収集し、スマートフォンやタブレット、パソコンといった端末で手軽に確認・管理いただくことが可能です。
また、日々の作業記録や今後の計画なども併せて管理することができるため、本サービスを導入いただくことで、農作業に関するさまざまな管理コストが効率化され、生産者の皆さまは、より生産性の高い、戦略的な営農を実現することができます。
本サービスでは約15種類のセンサをラインアップし、土耕だけではなく水耕栽培や水産にも対応しているので、気温や湿度から、土壌や作物の葉面温度、水産場の水質pHや水位など、状況やご要望に応じてさまざまなデータを取得することが可能です。
近年注目されている次世代水耕栽培においても、本サービスを導入いただけます。
なお、本サービスではセンサからアクセスポイントまでの通信について、LPWAネットワークの1つである「ZETA」を用いています。
「ZETA」は2016年2月からZiFiSense社より提供されており、中継器を使用することによりお客さまの環境に合わせて柔軟にエリア構築が可能で、低消費電力通信などの特長を持った通信規格です。
また、本サービスを活用した最初の取り組みとして、11月7日(木曜)から先進的な農法や農業ICTの教育にも積極的に取り組まれている公益財団法人 農民教育協会 鯉淵学園農業栄養専門学校(以下、鯉淵学園)で、本サービスを活用した次世代水耕栽培を開始し、次世代農業の教育にも貢献してまいります。
<本サービスを活用した鯉淵学園での次世代水耕栽培>
ドコモは、パートナーとともに新たな価値を協創する取り組みとして、今後も「+d」を推進してまいります。また、農業IoT事業の取り組みを通じて日本の農業の発展に貢献してまいります。
別紙 「畑アシスト」の概要
1. 特長
- センサの豊富なラインナップ(土耕/水耕/水産)
- 簡単にセンサの組み立てを行うことができ、だれでも設置が可能
- 中山間部などの携帯圏外エリアや分散している圃場でもセンサネットワークを柔軟に構築可能
- 圃場の見える化(センサデータ、栽培管理、収穫管理、資材管理、農作業計画・管理、作業分担)を実現
- 多言語対応(日本語・英語・中国語)
<画面イメージ>
農作業計画・管理
圃場管理
2. 提供開始日
2019年11月7日(木曜)
3. 料金
提供メニュー例
- プラットフォーム利用
- センサ
- アクセスポイント
提供料金例
600,000円(税抜)から
- 料金は一例です。選定するセンサや、条件などによって料金は異なります。
- お客さまのご要望に応じたメニューの組み合わせや、単体でのメニュー提供も予定しています。
- プラットフォーム利用は1年ごとの契約となっています。2年目以降は別途プラットフォーム利用料のお支払いが必要となります。
4. サービスロゴ
5. 受付窓口
ドコモのホームページ 法人のお客さま(https://www.nttdocomo.co.jp/biz/support/mail/)