さそり座の新星を日本の天体捜索者5人が発見

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2019-09-18   国立天文台

山本稔さんの新星発見画像。2019年9月15日19時10分(日本時)撮影(上が北)。山本稔さんの新星発見画像。2019年9月15日19時10分(日本時)撮影(上が北)。(クレジット:山本稔) オリジナル画像(左が北)(2MB)

さそり座に10等級の新星が発見されました。

2019年9月15日の夜、複数の日本人天体捜索者がさそり座に新星を発見しました。山形県山形市の板垣公一(いたがきこういち)さんが最初に国際機関に通報し、発見者とされました。群馬県嬬恋村の小嶋正(こじまただし)さん、静岡県掛川市の西村栄男(にしむらひで お)さん、愛知県岡崎市の山本稔(やまもとみのる)さん、三重県亀山市の中村祐二(なかむらゆうじ)さんも、それぞれ独立に同じ天体を発見して通報し、独立発見者とされました。このうち、山本さん、中村さんは、国立天文台の新天体通報受付に連絡されたものです。

追跡観測の結果、この天体は白色矮星の表面が核爆発を起こした「古典新星」という種類のものであることが判明し、「さそり座V1707」という変光星名が付与されました。新星はいつどこで発生するかわからないため、天体捜索者による発見が現象の理解に大いに貢献しています。

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