下水処理場で初の無動力撹拌式消化槽実証施設稼動

スポンサーリンク
高効率消化システムにより未利用バイオマスを有効利用

2018/03/26 国土技術政策総合研究所

国総研では、国土交通省が進める B-DASH プロジェクト※1において、「高効率消化システムに よる地産地消エネルギー活用技術」の実証研究を進めています。今般、その実証施設が完成し、 運転を開始しましたのでお知らせいたします(運転開始に伴い、3 月 31 日に完成記念式典が開 催されます)。

本技術は、「攪拌装置が必要ない無動力撹拌式消化槽、バイオガス発生量を増加させる可溶 化装置※2、高い発電効率の固体酸化物形燃料電池の組み合せ技術」により高効率消化システム を構築し、当該処理場汚泥に加え、地域バイオマス(周辺処理場汚泥、食品廃棄物等)を投入 することで、さらに多くのバイオガスの発生や廃棄物削減効果が期待される技術であり、ライ フサイクルコストの縮減、下水処理場のエネルギー自給率の向上が可能となります。

※1  B-DASH プロジェクト:Breakthrough by Dynamic Approach in Sewage High Technology Project
下水道における新技術について、民間企業、地方公共団体、大学等が連携して行う実規模レベル の実証研究
※2 可溶化装置;汚泥を高温高圧の蒸気に接触させて分解しやすい有機物に改質する装置

1.背景
下水汚泥は、バイオガス、汚泥燃料、肥料等の多様な資源として活用することができますが、約 75%の下水汚泥が、バイオマスとして未利用のまま処理されています。
そのため、国土交通省では、下水道革新的技術実証事業(B-DASH プロジェクト)に おいて、平成 29 年度より、国総研からの委託により、汚泥消化技術を用いた地産地消 型エネルギーシステムの構築に向けた低コストなバイオマス活用技術の一つとして 「高効率消化システムにより地産地消エネルギー活用技術の実用化に関する実証研究」 を実施しています。

2.実証研究の概要
研究委託者:国土交通省国土技術政策総合研究所
研 究 体:三菱化工機㈱・国立大学法人九州大学、日本下水道事業団・唐津市共同研究体
場         所:唐津浄水センター(佐賀県唐津市)
内         容:無動力撹拌式消化槽、高効率加温設備(可溶化装置)、固体酸化物形 燃料電池
(SOFC)を設置し、地域バイオマス(脱水汚泥、食品廃棄 物等)を投入した
際の処理性能やライフサイクルコストの縮減、エネルギ ー自給率の向上効果等を
実証する。

(参考)完成記念式典
場      所:佐賀県唐津市二夕子3丁目―1-6(唐津市浄水センター)
日      時:平成 30 年 3 月 31 日(土)14:00 から 15:00 まで(受付開始 13:30~)
主 催  者:三菱化工機㈱・国立大学法人九州大学、日本下水道事業団・唐津市共同研究体
付帯行事:式典終了後、現地にて施設見学会が開催されます。
取 材  等:完成記念式典当日に取材を希望される場合は、3月30日(金)正午までに 別紙の
FAX 用紙にてお申し込みください。また、完成記念式典に関するお問 い合わせは
別紙の宛先までご連絡ください。

(問い合わせ先) 国土技術政策総合研究所 下水道研究部 下水処理研究室 山下・太田・松橋

http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/kisya/journal/kisya20180326.pdf

スポンサーリンク
スポンサーリンク