「海ごみゼロアワード2021」の結果発表について

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2021-10-07 環境省

環境省と公益財団法人日本財団の共同事業である、国内における海洋ごみ対策の優れた取組を募集・表彰して発信する「海ごみゼロアワード2021」について、この度、受賞者が決定しましたのでお知らせします。
なお、本内容は、本年(令和3年)10月6日(水)に都内で開催した「海ごみゼロアワード2021表彰式」において発表・表彰しました。受賞された取組は、プラスチック・スマート( http://plastics-smart.env.go.jp/ )を通じて、広く国内外に発信します。

選定方法

募集期間である、令和3年3月22日~同年5月20日に応募があった計276件から、外部審査委員による審議を経て選定

受賞者

(奨励金)

活動名 団体名 特筆点
最優秀賞

100万円)

Blue Earth Project Blue Earth High School(兵庫県) ・女子高生が運営するエコ啓発プロジェクト

・15年間で全国・海外併せて19ヵ所にて1000人以上の女子高生が参加

・飲食店で海洋ごみ削減を伝えるキャンペーンや、エコ啓発イベントを企画・実施

日本財団賞①

25万円)

プラごみ除去装置を生んだ3世代26年に渡る海洋環境教育 認定NPO法人オーシャンファミリー(2者連名) (神奈川県) ・1995年に開始した自然体験教室の卒業生と、子どもたちに自然教育を行う学校を運営

・生徒の中にはプラごみ除去装置を考案し、特許を取得した学生もあり

日本財団賞②

25万円)

護海袋(ごみぶくろ)プロジェクト 洲本市(兵庫県) ・レジ袋兼ごみ袋の機能を持つごみ袋を広めるプロジェクト

・市内のスーパー等からレジ袋として商品を持ち帰った後は、市の指定ごみ袋と同様にごみ出しに使用可能

日本財団賞③

25万円)

長浜ゴミ0プロジェクト カワイイのぼり旗でゴミを無くそう 愛媛県立長浜高等学校チーム530(愛媛県) ・長浜港に海洋ごみ削減啓発ののぼり旗を設置するプロジェクト

・1週間おきにごみの量を分析し、のぼり旗がもたらす市民の行動変容を検証

日本財団賞④

25万円)

海をキレイにするビーチグラスの地域通貨 ビーチマネー(静岡県) ・海でゴミを拾う際にビーチグラス(元々はガラスの欠片)も集めてもらい、それらを地域通貨として使える仕組みを14年間継続

・ビーチマネーとして使える加盟店は、日本全国、台湾、ハワイに約200店舗。集まったビーチマネーは、お店のスタッフが他の加盟店で使い、お金のように循環

環境大臣賞①

25万円)

ORINASU –スクラップでビルド 株式会社ACALI(福岡県) ・海ごみを素材に立体アート作品を制作するプロジェクト

・子供から大人まで海洋ごみ拾いから参加するワークショップ等も企業と連携して展開

環境大臣賞②

25万円)

植物原料100%からつくられた生分解性使い捨て食品容器 株式会社折兼(愛知県) ・本来廃棄されるバガス(サトウキビの搾りかす)から容器を作成

・プラスチック使用量を削減するとともに、二酸化炭素の排出量削減にも貢献

環境大臣賞③

25万円)

生物多様性の保全を目指して「使い捨てプラスチック製品の廃止」 株式会社どうぶつ王国(兵庫県) ・動物園内の使い捨てプラスチック製品を、紙製品や洗って再利用できる金属製品に切り替え

・売上げの一部を”野生動物の故郷を守る活動”に寄付するなどの仕組みを確立

環境大臣賞④

25万円)

瀬戸内海の海洋ごみ問題解決に向けての「自分事化」プロジェクト 山陽学園中学校・高等学校 地歴部(岡山県) ・中学、高校生の地歴部が実施

・商業施設で海洋ごみ削減を啓発する展示会を実施

・用水路のごみの現状を調査し、海へのごみのルートをマップ化

AEPW賞①

25万円)

アップサイクルチャレンジ!! 海ごみは旅人 アノミアーナ(福井県) ・海ごみゼロアワード2020受賞団体と新たに連携し、若狭湾の海洋ごみから3種類のアップサイクル品を生み出す仕組みを確立
AEPW賞②

25万円)

船でしか行けない浜辺の漂着ゴミとマイクロプラスチックも拾う 一般財団法人E.Cオーシャンズ(愛媛県) ・新聞社、テレビ局、行政、住民と連携した漂着ごみ拾い活動を30年以上実施

・無人島での漂着ごみ拾いを開始し、漂着ごみ調査(瀬戸内海全域)も実施中

AEPW賞③

25万円)

おむ君のながい旅~海洋ごみのリサイクルで地域を啓発~ 兵庫県立豊岡総合高等学校 インターアクトクラブ(兵庫県) ・高校生が回収したプラステックブイをプランターにリサイクルする活動

・公共施設やイベントへの寄贈と海洋ごみ問題の啓発運動

AEPW賞④
25万円)
容器ごみ削減に
つながるシェア
リング容器サービス
Re&Go」
NISSHA株式会社
(京都府)
・繰り返し使用できるテイクアウト容器の
シェアリングサービスを確立

・LINEを使用し、街中で簡単にリユース容器
を使える仕組みを実現することで、
利用者の選択肢を拡大

審査員特別賞
20万円)
散乱ごみ抑制と
資源循環を促す
飲料容器回収箱

~進撃の回収BOX~

CHANGE FOR
THE BLUE

in大分実行委員会
(大分県)

・作者が大分県出身の人気漫画・アニメ
「進撃の巨人」とコラボした空容器回収
ボックスを制作

・回収ボックスへの、ポイ捨てや一般ごみ
投棄の防止を目指した

※海ごみゼロアワードHP( https://uminohi.jp/umigomizero_award2021/ )でも結果を公開しています。

【日本財団事業に関するお問合せ先】

日本財団 海洋事業部 海洋環境チーム

連絡先

環境省水・大気環境局水環境課海洋環境室

1900環境一般
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