時速283kmで高速走行する列車内に高精細8K映像コンテンツを配信
2019-09-30 シャープ株式会社
東海道新幹線への伝送試験風景(写真右が5G基地局)
シャープは、株式会社NTTドコモ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:吉澤 和弘、以下、NTTドコモ)および東海旅客鉄道株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:金子 慎、以下、JR東海)と連携し、第5世代移動通信方式(以下、5G)により、高速走行中の新幹線へ高精細8K映像コンテンツを伝送する実証試験に成功しました。
本実証試験は、9月1日(日)、3日(火)および5日(木)に静岡県富士市(三島駅~新富士駅間)において、JR東海が運行する東海道新幹線N700S確認試験車にて実施しました。東海道新幹線沿線の3か所に実験用5G基地局(以下、地上基地局)を設置し、時速283kmで走行する新幹線に向けて、あらかじめ収録した高精細8K映像コンテンツを周波数帯28GHzの5G無線で送信。N700S確認試験車内に設置した実験用5G移動端末を介して当社製8K対応液晶テレビ<8T-C60AW1>に伝送しました。走行中に接続する地上基地局が切り替わっても、8K映像が途切れず表示されることを確認しました。
時速200km以上で走行する高速鉄道車内への大容量8K映像データの5Gによる伝送が実証されたことで、高精細映像を高速鉄道の乗客向けに配信するサービスなど、新たな可能性が広がります。シャープは、5Gを活用した8K伝送の実用化に向け、今後も様々なシーンにおける実証実験を推進するとともに、新たなサービスの創出を目指してまいります。
■ 実証試験の概要
実施日 |
2019年9月1日(日)、3日(火)、5日(木) |
場所 |
静岡県富士市(三島駅~新富士駅間) |
使用周波数 |
28GHz帯 |
映像コーデック |
H.265 |
使用機器 (当社製品) |
8K対応液晶テレビ<8T-C60AW1> * その他、8K映像サーバー、8Kデコーダーなどを当社より提供 |
■ 実証試験構成イメージ
■ 新幹線車内での8K映像表示の様子
- (注)
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