令和8年熊本地震における衛星SAR3次元解析による地殻変動(速報)

2026-08-12 国土地理院

国土地理院は、令和8年熊本地震に伴う地殻変動について、衛星SAR(合成開口レーダー)の3次元解析を試行し、速報結果を公表した。従来は多方向観測が必要なため迅速な3次元解析が難しかったが、観測頻度が向上した「だいち4号」と「だいち2号」のデータを組み合わせることで早期解析を実現した。解析の結果、日奈久断層帯北西側で最大約80cmの東向き変動、約1.5mの北向き変動、約60cmの沈降が確認された。断層近傍では変動が複雑なため一部計測不能な領域も存在する。本成果は地震調査委員会による地震活動評価や、今後の基準点維持管理への活用が期待される。なお、今回の結果は速報値であり、今後の詳細解析や現地検証により内容が更新される可能性がある。解析にはJAXAの衛星データと気象庁の数値予報格子点データを用いた対流圏遅延補正が活用された。

図1 3次元解析結果
図1 3次元解析結果

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1702地球物理及び地球化学
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