2026-07-10 地震調査研究推進本部地震調査委員会
2026年6月26日22時28分、山梨県東部・富士五湖を震源とする深さ約20km、マグニチュード5.6の地震が発生し、山梨県富士河口湖町で最大震度6弱を観測、22人が負傷した。この地震は北西―南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、フィリピン海プレートが陸のプレートへ衝突するテクトニクスに起因すると考えられる。K-NET大月では最大加速度1,004gal(三成分合成)を観測し、富士河口湖町長浜では表層地盤の影響により周期約0.5秒の短周期成分が増幅され、震度が大きくなったと推定された。一方、GNSSでは有意な地殻変動は確認されなかった。震源周辺では6月30日までに震度1以上の地震が9回発生し、過去にも1983年(M6.0)、2012年(M5.4)、2021年(M4.8)、2024年(M5.3)など同様の地震活動が繰り返されている。東京大学地震研究所の解析でも、長浜では周期1秒以下の短周期地震動が卓越し、計測震度の増大に寄与したことが示された。

図2-1 震央分布図
(1997 年10月1日~2026年6月30日、深さ0~60km、M≧2.0)
2026 年6月26日以降の地震を赤色で表示
震央分布図中の茶色線は、地震調査研究推進本部の長期評価による活断層を示す。
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