理化学研究所(理研)

0502有機化学製品

触媒反応におけるデータ駆動型分子設計に成功~AIによる触媒反応の開発自動化・効率化に向けて~

不斉収率が決まる段階の反応中間体の構造を用いてデータ解析を行うと、不斉収率が向上する分子設計を可能にする構造情報を抽出・可視化できることを発見。可視化した構造情報をもとに基質および触媒分子の設計を行い、不斉収率が向上することを実験的に確認。
0502有機化学製品

酵素-阻害剤結合の初期会合体を予測 ~初期結合過程を標的とした新たな創薬分子設計の可能性を拓く~

分子動力学(MD)計算を用いて、酵素活性を低下させる阻害剤分子が標的タンパク質に結合する際の複数経路と結合状態を特定し、結合初期に形成される複合体(会合体)が経路選択を制御していることを明らかにした。
0303宇宙環境利用

近紫外線で夜の地球をみる新しい目

Mini-EUSO望遠鏡(夜の地球の250km四方を近紫外線で毎秒40万フレームで撮影)が2019年8月22日(日本時間)、ロシアのソユーズロケットによって、バイコヌール宇宙基地(カザフスタン)より国際宇宙ステーションに向けて打ち上げらる。
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0601紡糸、加工糸の方法及び設備

クモ糸の紡糸過程におけるイオンの効果を解明

クモ糸の紡糸過程において、種々のイオンがシルクタンパク質に及ぼす影響を明らかにした。
0505化学装置及び設備

単一細胞からの超高感度メタボローム分析法を開発

メタボローム分析法の「キャピラリー電気泳動-質量分析法」において、最大3.5倍の感度で検出可能なnanoCESI法を開発し、代謝物を高効率に濃縮する「LDIS法」と組み合わせ、検出下限濃度450fMという従来の約800倍の超高感度を実現。
0502有機化学製品

分子性物質の超伝導発現機構を理論的に解明

有機超伝導体の一つκ型分子性物質の超伝導発現機構を理論的に明らかにした。電子数を増やすと、銅酸化物高温超伝導体と同じタイプの超伝導が現れ、電子数を減らすと、幾何学的フラストレーション効果により、三角格子に特有な新奇な超伝導が現れる。
1701物理及び化学

初めて捉えた「銀河団衝突の瞬間」

二つの銀河団が衝突し始めるときに発生すると予測されていた衝撃波の存在を初めて観測した。
1701物理及び化学

重陽子による元素変換確率の増大~そのまま融合するか、分裂してから一部だけ融合するか~

重イオン加速器施設(RIBF)を用いて、パラジウム-107を不安定核ビームとして取り出し、50MeV/uのエネルギーで重陽子との原子核反応を観測し、重陽子による元素変換確率が増大。「不完全融合反応」過程を正しく取扱い説明できた。
0502有機化学製品

触媒的「現地合成」によるがん治療

がん細胞で遷移金属触媒反応[1]を実施することにより、抗がん活性分子を合成して、がんを効果的に治療することに成功した。
1202農芸化学

ハクサイの開花を制御するメカニズムを解明

ハクサイにおいて一定期間の低温処理によって発現が誘導されるRNAのうち、長鎖非コードRNA (lncRNA)を網羅的に同定することに成功した。
1604情報ネットワーク

転写開始点の標準データセットを構築~生命現象や疾患の転写メカニズム研究の効率化に貢献~

ヒトやマウスのゲノムからRNAの転写が開始されている場所についての情報を網羅的に収集した標準データセット、「refTSS」を構築した。
1600情報工学一般

構造多型検出アルゴリズムの包括的評価~既存の検出手法より最適手法の提示が可能に~

全ゲノムシークエンスデータから構造多型(SV)を検出する既存の69のアルゴリズムの性能評価を行い、高精度でSVを検出するためのツールの選定や組み合わせの選別などを提供する基盤情報を確立した。
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