1601コンピュータ工学 さまざまな計算を何ステップでも実行できる万能な光量子プロセッサーを開発 「究極の大規模光量子コンピューター」方式の心臓部となる計算回路である独自の光量子プロセッサーの開発に成功しました。その光量子プロセッサーが、回路構成の変更なしに、情報を乗せた1個の光パルスにさまざまな種類の計算を複数ステップ実行できることを示しました。 2021-11-15 1601コンピュータ工学
0403電子応用 均整のとれたレンガ塀構造を持つ有機半導体を開発~優れた電荷移動特性を理論的、実験的に証明~ 電子輸送性(n型)有機半導体分子を均等なレンガ塀様式に整列させ、高移動度有機トランジスタに適したフレームワークを構築することに成功しました。 2021-11-12 0403電子応用
1700応用理学一般 磁石の中の竜巻(スキルミオンひも)の3次元形状の可視化に成功 ~新しい磁気情報処理手法の開拓に期待~ 磁性体の中に存在する「スキルミオンひも(電子スピンが作る竜巻構造)」の3次元形状を可視化することに、世界で初めて成功しました。CTスキャンの原理を応用することで、その3次元形状の直接観測に成功しました。 2021-11-12 1700応用理学一般
1702地球物理及び地球化学 最終氷期の沖縄はどのくらい寒かったのか? 〜貝化石と鍾乳石による新しい地質考古学的手法からの復元〜 洞穴遺跡から出土した貝化石と鍾乳洞の鍾乳石(石筍)を用いた新しい地質考古学的手法を構築した。その手法を使用し、最終氷期における沖縄の気温を季節レベルの高時間分解能で復元することに成功した。 2021-11-10 1702地球物理及び地球化学
1902環境測定 森林火災が北極大気を加熱する黒色炭素粒子の重要な発生源であることを実証 春季の北極大気中の黒色炭素エアロゾル(BC)濃度の年々変動が、中緯度の森林火災の発生規模の年々変動により強く支配されていることを新たに解明しました。 2021-11-05 1902環境測定
0500化学一般 界面活性剤の作る玉ねぎ構造に隠れた欠陥を発見 界面活性剤の二分子膜が水中で形成する玉ねぎ状の多重膜構造(オニオン構造)の内部に隠れた直線状の欠陥を発見した。オニオン構造の内部と外部は欠陥を通してつながっていることを意味し、オニオンの内部構造の理解にとどまらず、医薬品分野をはじめとするオニオン構造の応用に役立つと期待される。 2021-11-04 0500化学一般
1202農芸化学 イネの安定多収に欠かせないケイ酸チャネルの構造基盤を解明 イネ由来ケイ酸チャネルLsi1の立体構造を1.8 Åの解像度で決定しました。立体構造からLsi1がケイ酸を選択的に吸収する分子メカニズムが明らかになりました。植物が根から栄養素を吸収する輸送体の立体構造を深く理解し、コントロールできれば、作物の生産性の安定や安全性の向上に役立つことが期待されます。 2021-11-01 1202農芸化学
0402電気応用 ワイヤなしで照明、電話、PC に給電する「充電ルーム」システム 建物全体をワイヤレス充電地帯に変換する、安全なワイヤレス給電システムを開発。室内にある導電性の壁や柱が磁場を発生させ、電子機器に統合したワイヤコイルがその磁場を利用して給電する。 2021-10-30 0402電気応用
1500経営工学一般 街路の歩行者空間化は小売店・飲食店の売り上げを上げるのか、下げるのか? 歩行者空間の分布を広範囲で収集する手法を開発し、その経済的な影響を検証しました。スペイン全域のオープンストリートマップ(OSM)のメタデータから街路の用途変更情報を時系列で集め、その周辺に立地する小売店・飲食店の売り上げ情報と比較しました。その結果、歩行者空間に立地する小売店・飲食店は、非歩行者空間に立地するそれらよりも売り上げが高いことを見いだしました。 2021-10-29 1500経営工学一般
0505化学装置及び設備 プラスチックを肥料に変換するリサイクルシステムを開発 植物を原料としたプラスチックをアンモニア水で分解し、肥料となる尿素に変換するリサイクルシステムを開発。リサイクルシステムで生成した尿素が植物の成長促進につながることを実証。 2021-10-29 0505化学装置及び設備
1701物理及び化学 「富岳」を用いた宇宙ニュートリノの数値シミュレーションに成功 2021年ゴードン・ベル賞ファイナリストに選出 2021-10-28 筑波大学 本研究では、ブラソフシミュレーションと呼ばれる全く新しい手法を世界で初めて採用し、スーパーコンピュータ「富岳」の全システムを用いて宇宙大規模構造におけるニュート... 2021-10-28 1701物理及び化学
0405電気設備 グラファイトを用いた3次元的な熱流制御により超高性能ヒートスプレッダを実現 パワー半導体の高い放熱性能の実現に向けて、異なる配向のグラファイト材を重ねて接合したヒートスプレッダを開発し、グラファイト本来の異方的な熱伝導を等方的に変換することに成功しました。本ヒートスプレッダを用いてデバイスの放熱試験を行った結果、900 W/m-Kの熱伝導率を有する等方性材料と同等の性能を達成しました。 2021-10-26 0405電気設備