東京大学

1701物理及び化学

宇宙の灯台「かにパルサー」に隠れていたX線のきらめき~巨大電波パルスに同期したX線増光の検出に成功~

高速で自転する中性子星「かにパルサー」で発生する「巨大電波パルス(GRP)」に同期して増光するX線を検出した。宇宙遠方で発生する高速電波バースト(FRB)の起源や発生メカニズムの解明にも貢献すると期待できる。
1702地球物理及び地球化学

1年先の夏季アジアモンスーンの予測に成功

最新の季節予測モデルを用い、1年先の夏季アジアモンスーンの予測に初めて成功した。この成功は、エルニーニョ現象及びその後の影響がよく再現されていたこと、また、大規模なアンサンブル予測を行ったことに起因していることを明らかにした。
0502有機化学製品

マンニッヒ反応における40 年来の問題を解決~アミドやエステルを原料として直接用いる触媒的不斉マンニッヒ反応を開発~

医薬品原料である光学活性β―アミノ酸誘導体を合成できる触媒的不斉マンニッヒ反応において新たな高活性触媒系を開発し、有機合成化学において40年来の懸案であった、反応性の非常に乏しいアミドやエステルを予め活性化することなくそのまま原料として用いる反応を実現した。
0403電子応用

電気的な偏りのない2次元結晶を重ねるだけで面内に電荷の偏りと光発電機能を実現

2種類の異なる2次元結晶(WSe2と黒リン)を重ねて作製した界面において、面内に電気分極とそれを反映した巨大な光起電力効果が生じることを発見した。
0107工場自動化及び産業機械

デバイス製造装置向け排ガス除害装置の開発に成功 ~危険なガスを高効率・省エネに無害化~

デバイス製造装置のポンプ出口から排ガス処理装置に至る配管内を10キロパスカル程度まで減圧することで爆発下限界を引き上げ、化学反応しない環境を作り、排ガスを分解する熱源として、アークプラズマを減圧状態でも安定して発生させられる最適条件を見いだした。
1504数理・情報

深層学習によるデータ固有のフラクタル構造などへの適応を証明

深層学習による予測誤差の大きさを数学的に解析した。深層学習がデータの中に隠れているフラクタルなどの低次元構造に適応し、その次元の大きさに応じて誤差を減少させられることを数学的に証明した。
1702地球物理及び地球化学

過去に起こった大規模な東南極氷床融解~昭和基地周辺の湖が記録していた縄文時代の融解イベント~

東南極昭和基地周辺の湖の調査により、この地域の氷床が過去のある時期に大規模に融解したことを、新たに開発した化学分析手法を用いて明らかにした。
1604情報ネットワーク

プライベートLTEやローカル5Gの利用促進のため、無線周波数利用効率を向上する技術を開発

IoT 機器の普及や、そのデータを流通・活用するサービスの拡大に向けて、総務省委託研究「IoT 機器増大に対応した有無線最適制御型電波有効利用基盤技術の研究開発」の技術課題の一つである「有無線ネットワーク仮想化の自動制御技術」において、各機関の開発技術を統合した実証実験を実施した。
1504数理・情報

大腸菌は賢く匂いを嗅ぐ~大腸菌は環境の匂い分子を最適に探知するシステムを持っている~

最適化理論の一種である最適フィルター理論を用いることで、大腸菌の匂い探知システムが物理的・情報理論的に最適な感知を実現するために必要な構造を有することを初めて示した。また理論により予測されるフィードバック制御関数形状が、実験計測とほぼ一致することを見出した。
0502有機化学製品

X線自由電子レーザーで捉えた、光照射によるチャネルロドプシンの 構造変化の過程

X線自由電子レーザーを用いて、光受容タンパク質であるチャネルロドプシンの構造変化を捉えることに成功した。チャネルロドプシンの光照射による動きを世界で初めて観測し、陽イオン輸送の分子基盤を解明することに成功した。
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