東京大学

0403電子応用

弱い磁場で生成・制御可能な磁気渦を “トポロジカル原子層サンドイッチ構造”で発見

スピンを持つマンガン原子が規則的に密に並んだ単一原子層を含むトポロジカル強磁性体Mn(Bi,Sb)2Te4を使って、トポロジカル絶縁体(Bi,Sb)2Te3原子層の上下を挟んだ“原子層サンドイッチ構造”を作製し、その電気伝導を測定しました。これまでの1/10程度の弱い磁場でトポロジカルホール効果観測され、ミクロな磁気渦(スキルミオン)が形成されていることを発見しました。
1701物理及び化学

二次元ディラック電子の量子異常を実証~トポロジカル絶縁体表面での半整数量子ホール効果を観測~

トポロジカル絶縁体と磁性トポロジカル絶縁体の積層薄膜において、半整数(1/2)に量子化されたホール伝導度を観測しました。トポロジカル絶縁体表面に存在する単一の二次元ディラック電子に関する量子異常を反映したもので、今後、単一ディラック電子を利用したさらなる基礎物理研究の展開が期待できます。
0505化学装置及び設備

1024個の堅牢な分子センサーを1チップに集積化

1024個の堅牢な金属酸化物ナノ薄膜分子センサーを1チップに集積化したセンサーアレイを開発し、揮発性分子の空間濃度分布の可視化に成功した。導電性金属酸化物電極を持つ横型ナノ薄膜チャネル構造とアナログフロントエンド回路技術により、長期間安定かつ高密度集積が可能なセンサーアレイ・システムを実現した。
0108交通物流機械及び建設機械

自動運転用3次元アノテーションツール「Automan」を開発 〜オープンソースとして無償提供開始〜

自動運転AIの開発に不可欠な教師データ作成のための3次元アノテーションツール「Automan」を開発しオープンソースとして公開しましました。「Automan」は3次元アノテーションを自動運転システム全体のContinuous Integration / Continuous Delivery (CI/CD)に組み込むことができるインターフェースを持ち、ウェブブラウザ等のアプリケーションを用いて誰でも無償で利用することが可能です。
1600情報工学一般

腕の動きを元に、正確に睡眠覚醒状態を判定する方法ACCELを開発

腕時計型のウェアラブルデバイスなどから得られる腕の動きから、装着者が眠っているのか起きているのかを判定するデータ解析アルゴリズム「ACCEL」を開発しました。腕の動きの躍度(加加速度)を元に、機械学習を用いた解析を行うことで、高い感度(睡眠状態を睡眠と判定する割合)と特異度(覚醒状態を覚醒と判定する割合)を両立した、正確な睡眠覚醒判定が可能となりました。
2004放射線利用

貝類の産地を判別する新しい手法を開発

貝類の産地判別方法を開発し、産地偽装に対抗する抑止力を社会に提供することを目的として行われました。地質学的な特徴を反映するネオジムの同位体比に着目し、貝殻のネオジム同位体比を産地判別の指標として利用できるか、アサリを対象として検証しました。日本と中国で採集されたアサリ貝殻のネオジム同位体比を分析し、貝殻のネオジム同位体比は産地ごとに特有の値を持ち、産地判別の指標として利用できることを明らかにしました。
0505化学装置及び設備

金属錯体からの電子供与が金属酸化物クラスターの潜在的な触媒機能を引き出した!

水素を主要なエネルギー源とする水素社会の実現に向け、水電解における酸素生成反応を促進する、金属酸化物クラスターと金属錯体から成る結晶性材料を開発した。結晶性材料での金属錯体から金属酸化物クラスターへの電子供与が、酸素生成反応における協奏的な触媒機能の発現の鍵となることを解明した。
1900環境一般

深海に滞留する燃焼由来の溶存物質~太平洋深海における溶存黒色炭素の除去プロセスを発見~

太平洋に森林火災や化石燃料燃焼の副産物である溶存黒色炭素が普遍的に存在すること,深海の溶存黒色炭素が沈降粒子に吸着され,太平洋深海から溶存黒色炭素が除去されていることを明らかにしました。
1701物理及び化学

カゴメ格子に由来する磁気熱電効果の増大機構の発見~高機能磁気熱電変換材料の新たな物質設計指針へ~

鉄を主とするカゴメ格子強磁性体Fe3Snにおいて巨大な磁気熱電効果(=異常ネルンスト効果)が発現することを発見しました。加えて、第一原理計算を用いたコンピュータシミュレーションによる電子状態の解析の結果、ノーダルプレーンと呼ばれる特殊な電子状態が、カゴメ格子強磁性体Fe3Snにおける巨大な磁気熱電効果の起源となっていることが明らかとなりました。
1701物理及び化学

固体中電子の電磁応答の統一~分子性固体における大きな反磁性と電気伝導の量子化~

「ディラック電子系」と呼ばれる物質の磁化率と電気伝導度の間のスケーリング則(比例関係)を発見し、この電磁応答の統一が特殊相対性理論における「時間と空間の対称性」に対応していることを見いだしました。グラフェンやトポロジカル絶縁体など、次世代デバイスの候補材料における電磁応答の理解の基盤になると期待できます。
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