東京大学

1701物理及び化学

火星表面の「しわ」状構造から紐解く過去の火星の熱史

火星表面の「しわ」の形成年代を推定し、37億年前には全球的な大規模な火山活動が停止するほど火星内部が冷やされ、35.5億年前に再開した火山活動が局所的なものにすぎないこと、冷却による惑星の収縮率が35.9~35.5億年前に最も高くなることを明らかにした。
1701物理及び化学

金星の夜間の大気循環を解明

金星探査機あかつきで取得した赤外線画像の解析により、金星をおおう雲の運動を昼夜の区別なく可視化することに成功した。夜間には昼間とは逆に赤道に向かう流れが生じることが判明し、熱潮汐波の寄与が明確となった。
1700応用理学一般

結合前の情報だけで、結合後の性質を高精度に予測~化学反応や触媒の予測への応用に期待~

原子―原子、原子―エチレン分子、原子―グラフェンという比較的単純な化学結合を対象とし、結合「前」の状態で得られる情報だけで、結合「後」の結合物性を高精度に予測できる人工知能を構築した。
0700金属一般

機械学習で準結晶を形成する化学組成を同定~準結晶の安定化メカニズムの解明に向けた第一歩~

機械学習のアルゴリズムを駆使してこれまでに見つかった準結晶の組成パターンを読み解き、新しい準結晶の化学組成を予測できることを実証した。
1702地球物理及び地球化学

明滅オーロラとともに起こるオゾン破壊 ~宇宙からの高エネルギー電子が大気に及ぼす影響を実証~

宇宙のさえずりと呼ばれる特殊な電波によって、脈動オーロラと呼ばれる明るさが明滅するオーロラが発生した時に、オーロラを起こす電子よりも1000倍以上のエネルギーを持つバン・アレン帯(放射線帯)の高エネルギー電子が高さ60km付近の中間圏にまで侵入することによって、中間圏のオゾンが10%以上減少することを発見した。
1701物理及び化学

圧力によって磁性物質の量子性を引き出すことが可能に~ 古典力学と量子力学のクロスオーバーの制御~

三塩化セシウム銅(CsCuCl3)という鎖状の磁性体に対して10,000気圧以上の高圧力中で磁気測定実験と理論モデルを用いた解析を行い、その量子性の強さを圧力によって制御できることを示した。
1700応用理学一般

世界初 XMCDのベイズ分光で、隠れた元スペクトルを再現 ~磁石材料の新しいスペクトル解析法の開発~

磁石材料のニッケルフェライトを想定した人工XMCDスペクトル解析にベイズ分光法を適用し、左右円偏光X線で計測されるX線吸収(XA)スペクトルの差分であるXMCDスペクトルだけから、元のXAスペクトルを再現することに成功した。さらに、そのスペクトル解析で得た各スペクトル成分のスペクトル強度の事後確率分布から、磁気モーメントとその誤差の推定に成功した。
1700応用理学一般

磁性元素を配列した強磁性超格子構造の作製と巨大磁気抵抗の実現

原子レベルで制御可能な結晶成長法を駆使して、鉄(Fe)-ヒ素(As)正四面体からなるFeAs単原子層をインジウムヒ素(InAs)半導体結晶で挟んだ強磁性超格子構造の作製に成功した。
1701物理及び化学

結晶はどのようにして姿を変えるのか

複数の結晶形をとる物質において、1つの結晶形から他の結晶形に転移する新しい様式を発見した。
1701物理及び化学

ビッグバンで生成されるリチウム量の矛盾、解決へ一歩前進

ビッグバン元素合成による7Liの推定量が観測量の3 – 4倍程度多い「宇宙リチウム問題」に関わる原子核反応断面積の測定を行い、7Liの推定量が1割ほど下方修正される可能性を示した。不安定核同士の反応 (7Be + 中性子) を、トロイの木馬法を用いて測定し、7Liの第一励起状態への遷移の寄与を初めて定量的に示した。
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