国立天文台

1701物理及び化学

すばる望遠鏡、塵のベールに包まれた原始銀河団の謎を解く

すばる望遠鏡などを用いた観測によって、プランク衛星で見つかった非常に明るいサブミリ波源 (PHzG237.01+42.50) が、約 100 億年前の宇宙にある、塵に覆われた「原始銀河団」であることを突き止めました。
1701物理及び化学

すばる望遠鏡、生まれたての太陽系外惑星を発見

すばる望遠鏡等を用いた直接撮像観測により、若いM型矮星に付随する、年齢 200 〜 500 万年ほどの惑星「2M0437b」を発見しました。2M0437b はこれまで見つかった太陽系外惑星の中で最も若い惑星で、年齢が約 46 億年の地球と比べると、生まれたての赤ちゃんのような惑星です
1701物理及び化学

星形成領域は大型有機分子の宝庫

アルマ望遠鏡で取得された「いて座B2」の観測データから、これまでに宇宙から検出されたペプチドに似た分子としては最大のものとなるプロピオン酸アミド(C2H5CONH2)が放つ電波を検出したと報告しました。比較的大きなペプチド分子がいて座B2に存在すれば、同領域の星間化学が非常に複雑で、かつ大規模な星形成の過程で小さな分子からより大きな分子が成長する可能性を示しています。
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1701物理及び化学

「アルマ望遠鏡、観測開始から10年」

アルマ望遠鏡は直径12メートルのパラボラアンテナ54台、直径7メートルのパラボラアンテナ12台の計66台を結合させ、全体を一つの巨大な望遠鏡として機能させる「電波干渉計」です。科学観測開始から10年となるアルマ望遠鏡は、最大で視力6000を実現し、その比類ない感度と解像度を武器に、これまでにさまざまな観測成果を創出しています。
1701物理及び化学

岩石惑星の形成過程を左右する中心星の元素組成

すばる望遠鏡を含む大型望遠鏡を用いた観測により岩石惑星をもつ星の元素組成を精密に測定し、中心星の組成と岩石惑星の組成に相関があることを初めて示しました。
1700応用理学一般

天文学者が大きな望遠鏡をつくろうとするわけ

2021-10-15 国立天文台 超大型望遠鏡TMTの完成予想図。(クレジット:国立天文台) 10月2日は「望遠鏡の日」とも言われています。望遠鏡の発明者とされるオランダの眼鏡技師リッペルハイが、望遠鏡の特許を申請したのが1608年のこの日...
1701物理及び化学

銀河団の中をただようはぐれ雲

銀河団の中で孤立してただよう、天の川銀河よりも大きなガス雲を発見した。この巨大ガス雲は、X線と可視光を放つ異なる温度のガスからできている。
1702地球物理及び地球化学

アルマ望遠鏡が描く双子の星の軌道運動

アルマ望遠鏡の観測データを活用して、若い連星であるおうし座XZ星系について調べ、連星を成す2つの星に付随する原始惑星系円盤が、互いに40度以上傾いていることが明らかになった。2つの星が互いに時計回りに運動していることを発見した。つまり、連星を作るそれぞれの星の原始惑星系円盤だけでなく、連星の軌道面を含む全てが、異なる面上にあることが明らかになった。
1701物理及び化学

宇宙初期に「ガス欠」に陥った大質量銀河を発見

銀河がどのように形成され、どのように星形成活動を停止するのかを理解するために、研究チームはハッブル宇宙望遠鏡で銀河に存在する星の詳細を明らかにした。アルマ望遠鏡では銀河の塵が放つミリ波の観測が行われ、銀河内のガスの量を推測することができた。
1701物理及び化学

「1年」の長さが1日に満たない地球型惑星を低温度星のまわりで発見

すばる望遠鏡の近赤外分光器 IRD 等を用いた観測により、公転周期が1日未満の「超短周期惑星」を低温の恒星のまわりで発見し、その内部組成が主に鉄と岩石からなることを明らかにした。
1701物理及び化学

観測史上最古の「隠れ銀河」を131億年前の宇宙で発見

アルマ望遠鏡を用いた大規模探査の観測データの中から、約130億年前の宇宙で塵(ちり)に深く埋もれた銀河が複数発見された。そのうちの一つは、塵に埋もれた銀河として発見された中で、最も古いものであることが分かった。
1701物理及び化学

重水素で探る系外惑星系と太陽系の成り立ち~アルマ望遠鏡による惑星誕生現場の大規模観測~

アルマ望遠鏡を用いて、5つの若い星を取り巻く原始惑星系円盤を大規模に観測し、惑星の形成現場における重水素を含む分子とイオン化率の分布を、これまでにない高い解像度で描き出すことに成功した。
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