1702地球物理及び地球化学

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地震の破壊はなぜ止まるのか? ~2016年鳥取県中部地震の断層サイズを決めたもの~

2018年鳥取県中部地震の余震観測データの解析を行った。余震の初動分布の詳細な解析により、初めて震源断層の正確な位置、特にその両端の位置を把握することが出来た。両端付近において、断層をすべらせる力が局所的に小さかったために、本震の破壊がそこで止まったことがわかった。
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令和2年12月から令和3年7月にかけての石川県能登地方での地殻変動

令和2年12月から令和3年7月にかけて石川県能登地方の地震活動(最大の地震は6月26日1時24分、M4.1)について、震源域周辺の電子基準点で観測されたデータを解析した結果、震源域に近い電子基準点「能都」で南南西方向に1cm程度の変動が、「珠洲」で2cm程度の隆起が見られるなど、能登半島で地殻変動が検出された。
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活火山の微小な動きが検出可能に ~地下のマグマの動きを地表で捉える 衛星画像の新たな解析結果を公開~

国土地理院は、従来のSAR干渉解析に加え、干渉SAR時系列解析を導入し、焼岳、口永良部島など国内16火山の微小な動きがわかる解析結果を地理院地図で公開した。
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ゲリラ豪雨等の直前予測を屋外イベント運営等に活用する実証実験を実施

「Marunouchi Street Park 2021 Summer」の期間中、30分先までの直近の気象予測情報を提供する実証実験を行う。
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メートル規模の岩石摩擦実験により大地震発生前の前震活動の特徴を明確化

地震発生メカニズムの解明を目的として、大型振動台を活用したメートル規模の岩石摩擦実験を行い、大地震発生前に観測される前震活動の特徴を明らかにした。
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明滅オーロラとともに起こるオゾン破壊 ~宇宙からの高エネルギー電子が大気に及ぼす影響を実証~

宇宙のさえずりと呼ばれる特殊な電波によって、脈動オーロラと呼ばれる明るさが明滅するオーロラが発生した時に、オーロラを起こす電子よりも1000倍以上のエネルギーを持つバン・アレン帯(放射線帯)の高エネルギー電子が高さ60km付近の中間圏にまで侵入することによって、中間圏のオゾンが10%以上減少することを発見した。
1600情報工学一般

「富岳」を使ったゲリラ豪雨予報 ~首都圏で30秒ごとに更新するリアルタイム実証実験を開始~

スーパーコンピューター「富岳」を使い、首都圏において30秒ごとに更新する30分後までの超高速高性能降水予報のリアルタイム実証実験を行う。
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海底地震計記録で読み解く地震空白域の将来

メキシコ太平洋沿岸部に設置された海底地震計記録を解析し、過去100年間に地震が発生していない領域(地震空白域)でゆっくりとプレート境界がずれ動くスロー地震が発生していることを明らかにした。
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地震波形解析による「異方性」構造の高解像度イメージング

北部太平洋下のマントル最深部について、3次元地震波速度の「異方性」構造を推定することに成功した。沈み込んだ海洋プレートの折れ曲がりや誘発された上昇流など、現在のマントルの底で起きている対流運動を可視化でした。
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南海トラフのスロー地震震源域近傍に高圧の間隙水帯を確認~スロー地震発生のメカニズム解明へ前進~

地球深部探査船「ちきゅう」によって⾼知県室戸岬沖南海トラフのプレート境界断層近傍から採取されたコア試料を分析するとともに、掘削孔から噴出する流体の流量を解析した。初めてスロー地震の震源近傍における高圧の間隙水帯の存在を直接確認することに成功した。
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最終氷期の南極大陸の気温低下と氷床高度の見積もりを刷新

約2万年前の最終氷期における南極大陸の気温が判明した。最終氷期の南極大陸は、これまで考えられていたほど気温が低くなかったことが明らかになった。
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地球全体の波浪特性の変化傾向と自然変動の関係を解明~地球温暖化の沿岸域への影響を定量化~

地球全体の波浪の自然変動と将来変化予測の関係について解析を行い、過去の40年間の波浪データをもとに、波を生成する卓越した風の代表的な空間分布を分類した。
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