2026-07-24 スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)
スイスAIイニシアチブは、EPFL、ETHチューリッヒ、スイス国立スーパーコンピューティングセンター(CSCS)の共同で、完全オープンな大規模言語モデル(LLM)「Apertus 1.5」を公開した。CSCSのスーパーコンピュータ「Alps」で学習された本モデルは、学習データ、ソースコード、開発プロセスを公開しており、研究機関や行政、企業が自由に検証・改良・再利用できることを特徴とする。新版では、テキストに加えて画像・音声の理解に対応し、推論能力、指示追従性、ツール利用能力を向上させた。プロジェクトは、商用AIに依存しない「ソブリンAI(AI主権)」基盤の構築を目指しており、定期的なモデル更新を予定している。既にスイス・ティチーノ州では機密行政文書の翻訳、EPFLでは医療LLM基盤「MeditronFO」、ニュースメディアBajourでは政治記事作成や議会記録分析などに活用されている。本成果は、透明性と信頼性を備えたオープンAI基盤の普及を後押しするものである。

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