2026-05-28 運輸安全委員会
2025年4月12日、北海道北見市の北見地区農道離着陸場で、耐空証明検査中の航空機が着陸進入時に滑走路手前ののり面へ衝突し大破、搭乗していた機長1名が重傷を負った。事故機は機長のみが搭乗して離陸し、場外着陸を試みていた。調査の結果、着陸進入中に機体高度が過度に低下していたことが直接原因と推定された。背景要因として、高度計の読み間違い、飛行場標高の失念に加え、エンジン格納部の扉がわずかに開いていたことで空力性能が悪化し、滑空性能が低下した可能性が示された。これら複数の要因が重なり、適切な進入経路を維持できなかったと考えられる。事故は、小型機運航における高度管理や機体状態確認の重要性を改めて示す事例となった。
、令和7年4月12日発生) 個人グラザー・ディルクスDG-400(動力滑空機、単座)の事故[着陸時の機体損傷](北海道北見市 北見地区農道離着陸場(スカイポートきたみ)、令和7年4月12日発生)](https://tiisys.com/wp-content/uploads/2026/05/スクリーンショット-2026-05-28-185151.png)
<関連情報>
- https://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/aircraft/detail.php?id=2421
- https://jtsb.mlit.go.jp/aircraft/rep-acci/AA2026-4-1-JA2316.pdf
概要
同機は、令和7年4月12日(土)、耐空証明検査のため機長のみが搭乗し、北海道北見市内の北見地区農道離着陸場を離陸し、同場外に着陸する際、滑走路端ののり面に衝突し、機体が大破し、機長が重傷を負った。
原因
本事故は、同機が着陸のため進入中、高度が低くなり、滑走路進入端の手前ののり面に衝突したため、機体が大破し、機長が負傷したものと推定される。
同機の進入高度が低くなったことについては、高度計の読み間違い及び同場外の標高の失念、並びにエンジン格納部の扉が少し開いていたことによる滑空性能の低下が関与した可能性が考えられる。


 特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン アエロスパシアルAS350B(回転翼航空機)の事故[墜落](広島県神石郡神石高原町、令和4年8月15日発生)](https://tiisys.com/wp-content/uploads/2026/05/スクリーンショット-2026-05-28-185448.png)