2025-09-02 スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)
EPFL、ETHチューリッヒ、スイス国立スーパーコンピューティングセンター(CSCS)は、完全にオープンで透明性を備えた多言語大規模言語モデル「Apertus」を公開した。アーキテクチャ、学習データ、モデル重量、訓練レシピなどすべてを開示し、研究・教育・商用に自由に利用可能とした。8Bおよび70Bパラメータ版がHugging FaceやSwisscom経由で提供される。訓練には1.5兆トークンが用いられ、40%以上が非英語データで構成されるほか、スイス・ドイツ語やロマンシュ語といった少数言語もカバー。EU AI法やスイスの著作権・データ保護法に準拠し、ウェブサイトのオプトアウトも尊重している。公共インフラ的な役割を目指し、今後はイベントを通じた利用促進や分野特化型モデルの開発も計画されている。
Apertus is Switzerland’s first large-scale, open, multilingual language model. – 2025 EPFL/ETH Zurich/CSCS/molinari design
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