高効率なナノアンテナ蛍光体開発に成功~省エネ照明に期待~

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2023-01-17 京都大学

材料化学専攻の 村井俊介 工学研究科助教、Feifei Zhang 同ポスドク研究員(当時)、愛知広樹 同修士課程学生(当時)、田中勝久 同教授は、指向性ある蛍光を放つ「ナノアンテナ蛍光体」の作製に成功しました。

同研究グループは次世代の指向性光源開発に向けて、発光に指向性を与えるナノアンテナの研究を行っています。これまでに金属アルミニウムからなるナノアンテナと蛍光体を用い、蛍光強度の増大と指向性の付与に成功しています。しかし、アルミニウムが光を吸収するため、使用中に蛍光体の温度が上昇し効率が落ちてしまいました。これは特に高輝度の照明応用の大きなネックとなります。本研究ではアルミニウムに替えて光吸収の少ない二酸化チタンからなるナノアンテナを作製し、効率を落とすことなく顕著な指向性蛍光を得ることに成功しました。この成果を照明に利用することで、照明をより明るく省エネ化できます。今後の研究により、更なる指向性蛍光の増強を目指します。

本研究成果は、2022年12月21日午前10時(グリニッジ標準時)に国際学術誌「Journal of Materials Chemistry C」にオンライン掲載されました。

研究詳細≫

研究者情報

村井俊介
田中勝久

書誌情報

タイトル
Photoluminescence engineering with nanoantenna phosphors
(ナノアンテナ蛍光体による蛍光エンジニアリング)

著者
村井俊介、Feifei Zhang、愛知広樹、田中勝久

掲載誌
Journal of Materials Chemistry C

DOI
10.1039/d2tc03076d

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