国際原子力機関(IAEA)と共同で実施した分析機関間比較(ILC)の報告書の公表

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2021-08-02 原子力規制員会(NRA)

我が国では、海域モニタリングデータの信頼性及び透明性の維持向上のため、国際原子力機関(IAEA)との協力により、2014年から、東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所近傍の海洋試料を共同採取の上、それぞれの分析機関が個別に分析を行い、結果を比較する分析機関間比較(ILC: Interlaboratory Comparison)を実施しています。

今般IAEAが、2017-2020年(第2期)の実施結果をまとめた報告書及び本事業の紹介動画を公表しましたので、お知らせします。

同報告書は、海域モニタリング計画に参加している日本の分析機関が引き続き高い正確性と能力を有していると評価しています。

(注)IAEAによるデータの評価の後、参加した分析機関の一つである公益財団法人日本分析センターの報告値の一部に最大5%の誤りがあったことが判明しております。なお、IAEAは本誤りは報告書全体の評価に影響を及ぼすものではないとしております。誤りの詳細については、以下のリンクを御覧ください。
https://radioactivity.nsr.go.jp/ja/list/582/list-1.html

*IAEAホームページ(上記リンク先又は下記URL)で閲覧できます。

・報告書: https://www.iaea.org/sites/default/files/21/07/preliminary-report-2021-interlaboratory-comparison-2017-2020-determination-of-radionuclides-in-seawater-sediment-and-fish.pdf

・動画 : https://www.iaea.org/newscenter/multimedia/videos/the-fukushima-data-checkers-monitoring-the-monitors

この事業は、福島第一原子力発電所の廃炉について、2013年にIAEAがとりまとめた報告書**に記載された海域モニタリングに関する助言のフォローアップとして開始されたプロジェクトの一環です。

* * IAEA INTERNATIONAL PEER REVIEW MISSION ON MID-AND-LONG-TERM ROADMAP TOWARDS THE DECOMMISSIONING OF TEPCO’S FUKUSHIMA DAIICHI NUCLEAR POWER STATION UNITS 1-4 (Second Mission)

(https://www.iaea.org/sites/default/files/IAEAfinal_report120214.pd f)

詳しくは>

≪担当≫

【海水・海底土試料の分析に関すること】
原子力規制庁 放射線防護グループ 監視情報課

【水産物試料の分析に関すること】
水産庁 増殖推進部 研究指導課

【IAEAとの協力に関すること】
外務省 軍縮不拡散・科学部 国際原子力協力室

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