2021-04

1702地球物理及び地球化学

東北地方太平洋沖地震後に日本全国で発生した誘発地震のメカニズムを解析

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(M9.0)の発生13時間後に、長野県北部において発生したM6.2の地震に着目し、当時この地域に稠密に展開されていた地震観測網の連続地震波形データを詳細に解析した結果、東北沖地震発生からM6.2の地震発生までの間に発生していた微小地震活動を検出することに成功した。
1201畜産

豚肉の脂肪酸組成が食肉市場で迅速評価可能に!

食肉市場の枝肉ラインで豚肉の脂肪質のうち脂肪酸組成を迅速測定することに成功し、さらに豚肉の脂肪酸組成が食味に影響を及ぼすことを公表した。
1703地質

世界第一級の大断層「中央構造線」が走る”阿波池田”地域の地質

西南日本の地質を南北に二分する大断層(中央構造線)の両側の地層の成り立ちを解明。1枚の地質図に大地の歴史や活断層・地すべりの情報を集約。日本列島の成り立ちの理解や、防災・減災対策、土木・建築の基礎資料など多方面での活用に期待。
ad
1702地球物理及び地球化学

人が感じないごく小さな揺れの成分解析から地熱発電に利用可能な熱水の流動を検出

地下400mに設置した高感度振動センサーで、人が感じない微小な揺れを24時間・365日観測。地中のごく小さな揺れ方の変化から、地熱発電に利用可能な熱水の動きを検出。地熱発電などの深部地下開発時の新たなモニタリング技術として応用が可能。
0401発送配変電

2月13日、なぜ東京エリアで停電が起こったのか?~震源地からはなれたエリアが停電したワケ

2021年2月13日、福島県沖を震源とする地震が発生し、東北の一部エリアでは震度6強の激しい揺れを観測しました。この時、東京エリアでは停電が起こった。なぜ、地震の震源地からはなれたエリアで、停電が発生したのか?。震源地からはなれた東京エリアで停電が起こったのは「UFR」が作動したため。
1701物理及び化学

「理想の水素原子」で未知の物理現象を探索するミュオニウムのマイクロ波分光実験がスタート

大強度陽子加速器施設(J-PARC) 物質・生命科学実験施設(MLF)ミュオン科学研究施設(MUSE)の大強度のパルス状ミュオンビームを用いてミュオニウム原子の基底状態における超微細構造をマイクロ波分光することに成功した。
0403電子応用

光第二次高調波発生の磁場制御に成功~0.01テスラで発生強度が30倍以上も変化~

光の入射方向を反転することで、「光第二次高調波発生[1]」のオン/オフが切り替わる光ダイオード効果を発見した。
0402電気応用

半世紀以上熱電変換の最高性能を誇るBi2Te3系に匹敵する新規材料を開発

n型Mg3Sb2系材料にわずかな銅原子を添加することで、高性能な熱電材料に必要な熱伝導率低減と電荷移動度向上を両立させることに成功した。同様に高性能化したp型材料と合わせて熱電モジュールを作製し、室温と320℃の温度差において、半世紀以上に亘り最高性能の記録を保持し続けているBi2Te3系材料に匹敵する熱電変換効率7.3%を実現した。
0109ロボット

世界初、商用 5G を介した国産手術支援ロボットの遠隔操作実証実験を開始

次世代通信ネットワークを用いた遠隔ロボット手術の実現に向け、最先端のネットワーク環境や医療機器を設置した実証実験施設「プレシジョン・テレサージェリーセンター」を立ち上げ、商用 5G を介した国産手術支援ロボット「hinotoriTM サージカルロボットシステム」の遠隔操作の実証実験を実施した。
1701物理及び化学

電荷中性の粒子がもたらす新しいタイプの金属状態の発見

YbB12は非常に強い磁場中で電気を流さない絶縁体から電気を流す金属へと変化するが、電気抵抗が磁場とともに振動する量子振動と呼ばれる現象を絶縁体と金属の両方の状態において観測し、どちらの状態においても電荷中性の粒子がこの量子振動を引き起こしていることを明らかにした。金属状態において電荷中性の粒子と電子が共存していることを示しており、新しいタイプの金属状態が実現していることを示している。
1504数理・情報

新型コロナウィルス感染拡大に伴うライフスタイルの変化は日本の家庭のカーボンフットプリントをどのように変化させたのか

新型コロナウィルス感染拡大初期に発生した家庭部門消費行動の急激な変化に注目し、人々が消費した製品やサービスが生産される過程で発生した二酸化炭素排出量(カーボンフットプリント)について研究した。
1504数理・情報

新型コロナウィルス感染者数急増の予兆を検知するための数理データ解析手法

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染者数の急増を、実際に急増する前の予兆の段階で、観測された感染者数の時系列データから検知する数理データ解析手法を構築し、日本、アメリカ、ヨーロッパ、中国、韓国などの実データを用いて、予兆が検知出来ることを実証した。
ad
タイトルとURLをコピーしました