焼却可能な試薬を使った MA 抽出分離プロセスの構築

ad
ad
ad
ad

αγセルでのマイナーアクチノイド(MA)と希土類元素の一括回収試験

『原子力機構の研究開発成果2020-21』P.52

図4-13 SELECT プロセスの構成と各ステップで使用する試薬
二次廃棄物の発生量を抑えることのできる焼却可能な試薬を使用した MA 抽出分離プロセスを構築しました。

図4-14 αγセル内での MAと希土類元素の一括回収試験の様子
(a)シリンジを用いたミキサーセトラー型抽出器からの試料採取、 (b)サンプル瓶への試料の回収、(c)試験に使用した試薬(TDdDGA)を示します。


高レベル放射性廃棄物の有害度低減・減容化を目標に、使用済燃料及び使用済燃料からウラン(U)とプルトニウム(Pu)を回収した後の高レベル放射性廃液に含まれている様々な元素をその性質に応じて分離し、加速器駆動システム等で核変換を行う分離変換技術の研究を進めています。この目標の達成に必要な重要項目の一つとして、長期にわたる高い放射性毒性や発熱量を持つアメリシウム(Am)とキュリウム(Cm)を分離するプロセスの開発があります。なお、ここではAmとCmをまとめてマイナーアクチノイド(Minor Actinides:MA)と記載します。
これまでに開発された抽出分離プロセスではリンやイオウを含む試薬が使われていましたが、こうした試薬は焼却等による完全ガス化分解が難しく、二次廃棄物の発生量が増える要因となります。そこで、炭素(C)、水素(H)、酸素(O)及び窒素(N)から構成されている試薬(CHON 試薬)を用いた抽出分離プロセスを考え、SELECT(Solvent Extraction from Liquid-waste using Extractants of CHON-type for Transmutation)プロセスとして提案しました。

タイトルとURLをコピーしました