平成31年4月12日 独立行政法人 家畜改良センター
広域後代検定に係る共同利用種雄牛の能力評価結果について
1 家畜改良センターでは、広域後代検定に係る能力評価を毎年実施していますが、
この度、新たに能力評価結果が判明した40頭のうち、7頭が新たに共同利用種雄
牛として、農林水産省により選定されましたので、その評価結果を公表します。
注1)広域後代検定とは、農林水産省が推進している、肉用牛の優良種雄牛を作出し、
広域的に利用するための検定であり、これまで20道県の参加を得て、平成1 4年
度から29年度までに821頭の検定が終了しました。
2)育種価とは、親から子へ伝えられる平均的な遺伝的能力の価値であり、親の育 種価
の1/2が後代に伝達されます。評価対象の集団が異なるため、各道県で 算出されて
いる育種価とは比較することはできません。
3)正確度とは、予測された育種価が真の育種価をどの程度正確に反映しているか を表
す値であり、両者間の相関係数です。記録をもつ子の頭数等の影響を受け ます。
4)遺伝子保有始祖個体には、遺伝的多様性の確保の観点から重要な系統と位置付 けら
れる系統の始祖個体の遺伝子を保有する確率が、共同利用種雄牛の選定方 針で定めら
れている基準を満たす場合、その始祖個体名を表示しています。な お、選定方針で重
要な系統と位置付けられる系統の始祖個体は、「茂金波」号(熊波系)、「栄光」号
(栄光系)、「第六藤良」号(藤良系)、「第三八の一岩 田」号(38岩田系)
、「城清」号及び「奥城土井」号(城崎系)です。
2 詳細につきましては、家畜改良センターのホームページの トップ > 家畜改良 > 遺伝的能
力評価(http://www.nlbc.go.jp/kachikukairyo/iden/index.html)
に「新たに選定された共同利用種雄牛の評価結果」、「過去に選定された共同利用 種雄牛」
及び「評価方法の詳細」を掲載しておりますので、ご参照下さい。
お問い合わせ先
独立行政法人家畜改良センター改良部情報分析課
担当者:矢内、細野
URL:(http://www.nlbc.go.jp/) 『日本の畜産 改良と技術で育てます』