ACA相関器開発の記録映像を制作

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2018-03-16 国立天文台

膨大なデータを処理するスーパーコンピュータ:ACA相関器の開発記録映像『膨大な信号を瞬時に処理せよ! ACA相関器の開発』を制作・公開しました。

アルマ望遠鏡で、日本はACA(モリタ・アレイ)の開発を担当しました。16台のパラボラアンテナと受信機、そしてアンテナで集められた信号を処理するACA相関器です。相関器は、一種のスーパーコンピュータです。天体から受信した信号を超高速計算で処理し、解析しやすいデータに変換します。

複数のアンテナから集められる信号は膨大なため、信号を処理する相関器には非常に高い性能が求められました。それだけでなく、設置するのは地球の反対側の標高5000mの砂漠です。平地の約半分の気圧のため、一般のハードディスクは使えず、空冷の効率も落ちます。そして何より、過酷な環境で設置やメンテナンス作業を行わなくてはいけませんでした。

こうした数々の困難を乗り越えてきたACA相関器の開発の歴史を、開発に携わった研究者や技術者のインタビューを交えて今回の映像にまとめました。

1601コンピュータ工学
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