(BYU hologram experts can now create real-life images that move in the air)
2021/5/4 ｱﾒﾘｶ合衆国・ブリガムヤング大学(BYU)
・ BYU が、シンプルなアニメーションを空中に結像する技術を開発。
・ 同大学では、スクリーンレスで空間にイメージを描画するオプティカル・トラップ・ディスプレイ(OTD)技術を 2018 年に開発している。同技術では、レーザービームで捉えた単一の粒子を移動させ、レーザーを照射した経路を「光の 3D プリンター」のように空間に残存させる。
・ 本研究では、時間変動的透視映像バックドロップの採用により OTD 技術の制限要因を克服し、仮想イメージのシミュレーションを可能にした。
・ 同技術によるイメージは、スクリーン上にコンピューターで生成したものとは異なり、実際の空間に出現する。今回の技術進展は、空間に浮かぶホログラフィックな仮想オブジェクトとのインタラクションを可能にする没入型体験の実現につながるもの。
・ 棒状のフィギュアに空中を歩行させることで、技術原理を実証。立体ディスプレイの中央に置いた人間の指の上をフィギュアが歩行し、踏み越える様子を撮影。仮想イメージと人間のインタラクションの可能性を提示した。また、遠近視差による視覚効果や様々なイメージサイズの表示も可能となる。
・ 本研究は、米国立科学財団(NSF)の CAREER グラントにより実施した。
URL: https://news.byu.edu/byu-hologram-experts-can-now-create-real-life-images-that-move-in-the-air
＜NEDO海外技術情報より＞
（関連情報)
Scientific Reports 掲載論文(フルテキスト）
Simulating virtual images in optical trap displays
URL: https://www.nature.com/articles/s41598-021-86495-6
Abstract
Optical trap displays (OTD) are an emerging display technology with the ability to create full-color images in air. Like all volumetric displays, OTDs lack the ability to show virtual images. However, in this paper we show that it is possible to instead simulate virtual images by employing a time-varying perspective projection backdrop.
