2026-10-23 文部科学省
文部科学省は、2026年8~9月に各地で発生した記録的大雨について、地球温暖化が降水量に与えた影響をイベント・アトリビューション(個別の気象現象に対する気候変動の影響を評価する手法)により解析した。対象には、8月の千葉豪雨や台風第25号に伴う大雨などが含まれる。解析の結果、いずれの事例でも、地球温暖化の影響によって降水量が約20%増加していた可能性が示された。本研究は、文部科学省の気候変動予測先端研究プログラムと気象庁気象研究所が共同で実施したものである。個々の大雨に対する温暖化の寄与を定量的に評価することは、極端降水の発生リスクを理解し、気候変動への適応策や防災・減災対策を検討するうえで重要である。今後、こうした評価を蓄積することで、温暖化が豪雨災害のリスクに及ぼす影響の把握や、地域の防災計画の高度化に役立つことが期待される。

図1 台風第25号に伴う大雨のシミュレーション 令和8年9月20日12時から21日24時までの36時間積算雨量(mm)。
<関連情報>
- https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2026/mext_00003.html
- https://www.mext.go.jp/content/20261023-mxt_kankyou-000052548_01.pdf

