海水から重要鉱物を回収する新技術(The Ocean is Teeming with Critical Minerals: Here’s How We Could Get Them)

2026-07-13 パシフィック・ノースウェスト国立研究所(PNNL)

米国エネルギー省パシフィック・ノースウェスト国立研究所(PNNL)は、海水を新たな重要鉱物資源として活用する技術開発を進めている。海水にはマグネシウム、リチウム、ニッケルなどエネルギー・電子産業に不可欠な元素が膨大に溶存しており、理論上は海水の0.1%から回収可能な量だけで人類の需要を5万年以上賄える可能性があるという。研究では、海水を電気化学的に酸とアルカリへ分離し、そのアルカリを利用して酸化マグネシウムを効率的に析出させる新手法を開発したほか、副生成物の酸を利用して鉱物のかんらん岩(オリビン)からニッケルを抽出する技術も検討している。また、海藻を利用した「バイオマイニング」や海水淡水化設備との統合利用も進められており、既存インフラを活用しながら資源回収と水利用を両立させることを目指している。研究チームは、今後はスケールアップと経済性の向上が課題であるとし、持続可能で国内供給可能な重要鉱物資源の確保につながる技術として期待している。

On overview process diagram of nickel extraction

Nickel can be extracted from olivine using a waste acid produced by separating seawater into a base and an acid. (Figure by Chinmayee Subban | Pacific Northwest National Laboratory)

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0505化学装置及び設備
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