2026年6月8日フィリピン付近の地震に伴う地殻変動

2026-06-10 国土地理院

2026年6月8日にフィリピン・ミンダナオ島沖で発生したマグニチュード7.8の大地震について、JAXAと国土地理院は陸域観測技術衛星「だいち2号(ALOS-2)」および先進レーダ衛星「だいち4号(ALOS-4)」の合成開口レーダー(SAR)データを用いて地殻変動を解析した。ALOS-2が取得した2022年の観測データと、地震発生直後の2026年6月9日にALOS-4が取得したデータを組み合わせたSAR干渉解析の結果、ミンダナオ島南部において地震に伴う顕著な地殻変動が確認された。解析には異なる観測条件の2組の干渉ペアが用いられ、いずれも震源周辺に広域の変動パターンを示した。震源は北緯5.592度、東経125.047度、深さ55.2kmで、比較的深い場所で発生した地震である。本成果は地震活動SAR解析ワーキンググループの活動として実施され、地震による地表変動の把握や断層運動の解明、今後の防災・災害対応に活用されることが期待される。

2026年6月8日フィリピン付近の地震に伴う地殻変動
図1.SAR撮像領域

<関連情報>

1702地球物理及び地球化学
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