「玄米貯蔵倉庫におけるコクゾウムシ管理の手引き」標準作業手順書を公開

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2022-01-31 農研機構

ポイント

  • 農研機構は、玄米貯蔵倉庫で発見される害虫の4割を占めるコクゾウムシに対する、貯穀倉庫の管理手法をまとめた標準作業手順書を本日公開しました。
  • 標準作業手順書では、フェロモントラップを用いたコクゾウムシのモニタリングの具体的手順と、その評価結果に基づいた玄米倉庫の衛生管理手法をわかりやすく紹介しています。

概要

玄米貯蔵倉庫のような穀物を扱うところでは、様々な害虫が見つかります。なかでも、コクゾウムシは玄米貯蔵倉庫での発生頻度が最も高い害虫であり、玄米を食べて増殖することから大きな問題となります。

そこで、この玄米の大害虫である「コクゾウムシ」に焦点をあて、玄米貯蔵倉庫の管理状態を向上させ、玄米へのコクゾウムシ混入の頻度を下げるための具体的な手順をまとめた「玄米貯蔵庫におけるコクゾウムシ管理の手引き」標準作業手順書を作成し、ウェブサイトに公開しました。

本手順書では、玄米貯蔵倉庫における害虫管理の必要性を解説し、フェロモントラップを使用したコクゾウムシのモニタリングの具体的手順や、モニタリング結果に基づいたコクゾウムシ管理手法を紹介するとともに、倉庫管理のチェックリストも掲載しています。

【標準作業手順書】玄米貯蔵倉庫におけるコクゾウムシ管理の手引き
(https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/laboratory/naro/sop/150415.html)

「玄米貯蔵倉庫におけるコクゾウムシ管理の手引き」標準作業手順書を公開
玄米から脱出するコクゾウムシ成虫

玄米貯蔵倉庫におけるコクゾウムシ管理の手引き

問い合わせ先など

研究推進責任者 :
農研機構食品研究部門 所長亀山 眞由美

研究担当者 :
同 食品流通・安全研究領域 上級研究員今村 太郎

広報担当者 :
同 研究推進部 研究推進室 渉外チーム長萩原 昌司

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