2022-01-23

1900環境一般

世界のエネルギーシステムの脱炭素化の加速に向けて DOE が COP26 で表明する新しいネット・ゼ ロ・ワールドイニシアティブを NREL が支援

ネットゼロの達成は、あらゆるレベルでの緊急の対策を要する非常に大きな世界的課題であり、各都市、各地域やビジネスによる先導に加えより多くのより迅速な活動を要する。米国政府が世界中の様々なパートナーと協働する同イニシアティブは、ネットゼロに向けた競争とよりグリーンで持続可能な未来を創るもの。
0501セラミックス及び無機化学製品

より安全で優れたバッテリー開発をもたらす新材料 (New material could pave way for better, safer batteries)

天然の材料を利用した固体電池の新材料を開発。銅とセルロースナノフィブリルから構成される固体イオン伝導体を開発し、その機能を実証。紙のように薄くフレキシブルで他のポリマーイオン伝導体の 10~100 倍のイオン移動度を提供し、固体電解質や全固体電池のカソードのイオン伝導バインダーとしても利用できる。
0503燃料及び潤滑油

太陽光と空気から航空機燃料を生産する (Making Aircraft Fuel From Sunlight and Air)

スイス・チューリッヒ工科大学(ETH Zurich)が 2019 年に開発し継続して稼働中のミニソーラーリファイナリーの機能と、同リファイナリーによる燃料製造を拡大するインセンティブを提供する政策的枠組みの概要を発表。産業規模へのスケールアップと競争力の獲得が次の目標。
0405電気設備

受賞歴のある大規模エネルギー貯蔵技術 (Prize-winning technology for large-scale energy storage)

有機電極と水系電解質による、安全、安価でサステナブルなエネルギー貯蔵技術を開発。新タイプの水系電解質とリグニンより作製した電極。高濃度の水系ポリマーであるアクリル酸カリウム、リグニンカソードとポリイミド・カーボンアノードで構成され、プリンティングで作製できる。
0402電気応用

全固体電池で隣り合う材料の課題を解決するスケーラブルな新方法

全固体電池を構成する材料の界面状態を改善する非破壊的、低コストでスケーラブルな技術を開発。高電圧の電気化学的短パルスを用いることで、リチウム金属アノード材料層と固体電解質材料層(ガーネット型セラミックの LALZO)の界面に形成される細孔の除去に成功。同パルスの照射による電流で発生する局所的な熱が、リチウム金属層の細孔を囲んで消滅させる。
0502有機化学製品

糖を好む微生物が走らせる未来の自動車 (How sugar-loving microbes could help power future cars)

遺伝子組み換え微生物とルイス酸触媒反応により、グルコースからオレフィンを生成する 2 ステッププロセスを開発。遺伝子組み換えした E.coli 菌株が生成する酵素(4 種類)がグルコースを 3-ヒドロキシ脂肪酸に変換した後、五酸化ニオブ(Nb2O5)触媒で同脂肪酸の不要な分子を除去してオレフィンを作製する。オレフィンは、燃料以外に工業用潤滑油やプラスチックの前駆体としての利用が可能。
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