2022-01-21

0500化学一般

3D プリント構造に高い強度を付与する新しいポリマー (Polymer discovery gives 3D-printed sand super strength)

バインダージェット式積層造形(BJAM)での硅砂を使用した造形構造を強化する、ポリエチレンイミン(PEI)結合剤を開発。インクジェットプリンティングから派生した BJAM は、産業利用されている他の 3D プリンティング方式に比べ安価で造形速度が速く、多様な粉末材料による 3D パーツの作製が可能なためコストとスケーラビリティーに優れている。
0600繊維一般

セルロースで作るサステナブルな生分解性のグリッター (Sustainable, biodegradable glitter – from your fruit bowl)

セルロースナノ結晶の自己組織化を利用して色鮮やかな大面積のフォトニックフィルムを作製する技術を開発。市販のセルロース材料を数ステップでサステナブルな懸濁液に変換し、セルロース溶液とコーティングのパラメータを最適化することで自己組織化プロセスを完全に制御し、既存の商用ロール・ツー・ロールマシーンによる大面積フィルムの作製を初めて実証。
0500化学一般

光を遮りながら景色を楽しめる「スマートな」窓 (‘Smart’ window blocks rays without blocking views)

景観を遮ることなく熱の伝導を制御して室内の冷暖房のエネルギー量の低減を助ける、「スマート」なエレクトロクロミック(EC)窓の新材料を開発。ネオジムとニオブでドープした(Nd-Nb co-doped)二酸化スズ(SnO2)/非結晶質三酸化タングステン(a-WO3)のナノ構造の新材料をガラス窓に塗布し、通電のオンオフ切り替えで赤外光の透過・遮蔽を制御する。
0505化学装置及び設備

ディープフェイクを作る AI が材料設計のイノベーションを推進

人間の顔等のリアリスティックな画像をねつ造するディープフェイク技術を利用した、高性能合金材料設計技術を開発。AI のディープラーニングによる一手法である敵対的生成ネットワーク(generative adversarial network: GAN)のトレーニングを通じ、タービンブレードやロケット等の技術で使用できる高耐火性の新しいハイエントロピー合金を創出する。
0402電気応用

折り曲げられて引き延ばせるフレキシブルな LED (Stretchy, bendy, flexible LEDs)

無機と有機の両種 LED の優れた特性を有する有機金属ハライドペロブスカイトベースの LED(ペロブスカイト LED: PeLED)をインクジェットプリンターで作製する新技術を開発。ポリマーバインダ製の有機ポリマーマトリクスに無機ペロブスカイト結晶を埋め込み、フレキシブルでストレッチャブルなペロブスカイト材料を作製。デバイスの性能と保護を調和させる最適な材料と最適な薄さを特定し、フレキシブルな PeLED を初めてプリント作製した。
0108交通物流機械及び建設機械

自動運転用3次元アノテーションツール「Automan」を開発 〜オープンソースとして無償提供開始〜

自動運転AIの開発に不可欠な教師データ作成のための3次元アノテーションツール「Automan」を開発しオープンソースとして公開しましました。「Automan」は3次元アノテーションを自動運転システム全体のContinuous Integration / Continuous Delivery (CI/CD)に組み込むことができるインターフェースを持ち、ウェブブラウザ等のアプリケーションを用いて誰でも無償で利用することが可能です。
0505化学装置及び設備

世界初の国際的な褐炭水素バリューチェーン構築を日豪共同で推進~CCS事業参画によってクリーン水素製造に不可欠なCO2の処理に貢献~

JOGMECは豪州ビクトリア州政府とCCS(二酸化炭素回収・貯留)事業(CarbonNet)への参画に関する契約を締結しました。これまで日豪共同で進めている褐炭を活用した水素製造事業の一環としてCCS事業に参画するもので、JOGMECは、VIC州政府が実施するCCS事業のFEEDに貢献し、VIC州政府とともに事業の商業化を推進してまいります。
1700応用理学一般

極低温で光ピンセットを実現 ~非常に低い温度下でも微粒子を遠隔操作可能な技術~

超流動ヘリウムという特異かつ非常に低い温度環境中で、光ピンセット技術により微粒子の捕捉を実現した。これまで光ピンセット技術は、常温付近でしか行われてこなかったが、複数の実験技術を統合することで、世界で初めて1.4ケルビンという非常に低い温度下で、光ピンセット技術が適用可能であることを実証した。光を用いて超流動ヘリウム中の量子化された渦(量子渦)を操作する応用研究も期待される。
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