1701物理及び化学 非磁性材料における異常ホール効果の観測～スピン磁化がなくても電子は曲がる～
2025-09-03 東京科学大学東京科学大学の研究チームは、非磁性材料であるディラック半金属Cd₃As₂において、これまで磁性材料特有とされてきた異常ホール効果を初めて定量的に観測した。分子線エピタキシー法で作製した高品質薄膜を用い、面内...
1701物理及び化学 
1701物理及び化学 5個の原子で量子奇妙現象を解明(Explaining a quantum oddity with 5 atoms)
2025-09-02 パデュー大学パデュー大学の研究グループは、量子力学における奇妙な現象「エフィモフ効果（Efimov effect）」を5個の同一ボソンで再現するための大規模計算を遂に成し遂げました。エフィモフ効果とは、2つの原子同士で...
1104空気調和 一部の空気清浄機は有害な副生成物を放出する。今やそれを測定する方法が確立された。(Some Air Cleaners Release Harmful By-Products. Now We Have a Way to Measure Them.)
2025-09-02 米国国立標準技術研究所(NIST)米国国立標準技術研究所（NIST）は、空気清浄機が副生成物として放出する有害化学物質を測定する新たな標準試験法を策定した。近年、COVID-19や山火事の影響で家庭用空気清浄機の需要が...
1701物理及び化学 長方形の宇宙望遠鏡設計が地球型惑星の発見を劇的に加速させる可能性(A Rectangular Space Telescope Design Could Dramatically Accelerate Discovery of Earth-Like Worlds)
2025-09-02 レンセラー工科大学 (RPI)Rensselaer Polytechnic Institute（RPI）とNASAの研究チームは、地球型惑星の直接探査を大幅に進める可能性を持つ、全く新しい宇宙望遠鏡の構想を発表しました...
1702地球物理及び地球化学 科学者たちが波の隠れた信号に耳を澄ます(Scientists tune in to the surf’s hidden signals)
2025-09-02 カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)カリフォルニア大学サンタバーバラ校（UCSB）の研究チームは、海岸で砕ける波が発する超低周波音（20Hz以下のインフラサウンド）と地震波を解析し、波の発生位置や強度を特定す...
1900環境一般 海洋温暖化がマングローブ回復を阻害する見込み(Ocean Warming Projected to Stall Expected Mangrove Recovery)
2025-09-02 カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)カリフォルニア大学サンディエゴ校スクリップス海洋研究所の研究によると、経済発展や保全活動によって期待されているマングローブ林の回復は、海洋温暖化によってほぼ相殺され、2100...
1304森林環境 樹木の水利用測定法の問題点を明らかに（Study Reveals Flaws in Widely Used Method for Measuring Tree Water Use）
2025-08-29 中国科学院（CAS）中国科学院西双版納熱帯植物園の陳亜軍研究員らは、世界的に広く使われている樹木の樹液流量測定法「Granier型熱消散法（TDM）」に重大な欠陥があることを明らかにした。TDMは原理が単純で低コストな...
1202農芸化学 大豆収量と品質向上に寄与するSW14遺伝子を特定（Researchers Identify Soybean Gene SW14 for Enhancing Soybean Yield and Quality）
2025-09-01 中国科学院（CAS）中国科学院華南植物園の侯興亮教授らの研究チームは、大豆の種子サイズや油分・タンパク質含量を制御する新たな遺伝子「Seed Weight 14（SW14）」を特定した。研究成果は『Nature Com...
1900環境一般 大気中の二次有機エアロゾル形成における独自の化学環境を特定（Scientists Identify Unique Chemical Regime for Secondary Organic Aerosol Formation in Urban China）
2025-09-01 中国科学院（CAS）中国科学院地球環境研究所の黄汝金教授とオーフス大学のMarianne Glasius教授らの研究チームは、中国都市部における二次有機エアロゾル（SOA）生成の独自の化学レジームを特定した。2013年...
重い電子がプランキアン時間で運動していることをはじめて観測～強く相互作用した電子の新たな法則を発見～
2025-08-20 大阪大学大阪大学木村真一教授らの研究グループは、セリウム・ロジウム・スズ合金（CeRhSn）における「重い電子」の寿命が量子力学的ゆらぎの最短時間である「プランキアン時間」で制限されることを世界で初めて観測した。重い電...
0504高分子製品 環状構造を高密度に有する新しい炭素主鎖骨格ポリマーの開発
2025-09-01 愛媛大学愛媛大学の下元浩晃准教授・井原栄治教授らは、ジアゾ酢酸エステルをモノマーとする独自の重合法により、主鎖炭素上に高密度で環状構造を導入できる新しい炭素主鎖骨格ポリマーを開発した。従来の環化重合では合成可能な構造に...
0109ロボット 双腕ロボットAIの開発を支援するデータセットを無償公開～両手を使うロボットAI開発の足がかりを提供～
2025-09-02 産業技術総合研究所産総研は、双腕ロボットAI開発を支援する大規模データセット「AIST-Bimanual Manipulation」を無償公開した。約1万件の作業記録を収録し、人間が片手で物を押さえながらもう片手で操作...