日本原子力研究開発機構 J-PARCセンター

0400電気電子一般

有機無機ハイブリッドペロブスカイト”の圧力印加・同位体置換による高効率化・長寿命化を実現

有機無機ハイブリッドペロブスカイトのCH3NH3PbI3において、構造乱れのカギを握っている有機分子の運動を、分子中の水素をより重い重水素に置換して鈍らせることによって、より高圧下まで構造を安定に保てることを明らかにし、発光効率の高圧下での上昇や太陽電池セルの長寿命化に成功した。
0500化学一般

低温高圧下で新しい氷の相(氷XIX)を発見

2021-02-19 東京大学 山根 崚(東京大学物性研究所附属中性子科学研究施設 特任研究員 / 研究当時:化学専攻 博士課程3年) 小松 一生(地殻化学実験施設 准教授) 郷地 順 (東京大学物性研究所附属物質設計評価施設 助教) 上床...
1701物理及び化学

中性子寿命の謎、解明に向けた新実験が始動~第3の手法により中性子寿命問題の解明に挑む~

2021-01-08 高エネルギー加速器研究機構,J-PARCセンター,名古屋大学,東京大学,京都大学,九州大学,筑波大学,大阪大学 本研究成果のポイント 新しい手法による中性子寿命測定装置を開発し、最初の実験結果を得た 今後精度を向上させ...
2001原子炉システムの設計及び建設

核変換研究のための陽子ビーム制御技術を開発~微小出力陽子ビーム取り出し技術の確認試験に成功~

2020-12-14 日本原子力研究開発機構J-PARCセンター 【発表のポイント】 大出力陽子ビームから微小出力陽子ビームを取り出す場合、通常は電磁石や金属薄膜を用いていますが、ビーム出力が安定しない課題がありました。 電磁石内で陽子ビー...
2004放射線利用

計算科学による超伝導中性子顕微鏡の設計開発

中性子検出器内の全ての放射線をシミュレーションし動作を予測する 『原子力機構の研究開発成果2020-21』P.93 図9-4 超伝導中性子顕微鏡 CB-KID のモデリングと PHITS を用いた放射線と実際の撮像イメージングのシミュレーシ...
0703金属材料

鋳鉄が強化されるメカニズムを大強度中性子ビームで解明

その場中性子回折実験により鋳鉄の組織挙動を原子レベルで観測 2020-08-25 日本原子力研究開発機 J-PARCセンター,京都大学 【発表のポイント】 建設機械の油圧機器のケーシングや自動車の様々な部品などに広く使われる鋳鉄(球状黒鉛鋳...
2000原子力放射線一般

J-PARCにおける大強度陽子ビーム制御技術の開発

非線形光学を駆使したビーム整形法でターゲットの損傷を軽減、施設の安全運転に貢献 2020-07-22 日本原子力研究開発機構,J-PARCセンター,高エネルギー加速器研究機構 【発表のポイント】 大強度の陽子ビームに晒されるJ-PARCの中...
1701物理及び化学

中性子で迫る宇宙創成の謎 〜大強度偏極熱外中性子で、原子核内での対称性の破れの増幅現象に迫る〜

2020-07-15 原子力研究開発機構J-PARCセンター,東海国立大学機構 名古屋大学,東京工業大学,九州大学,大阪大学 【発表のポイント】 原子核が中性子を吸収する反応では粒子と反粒子の対称性の破れが非常に大きく増幅されることがこれま...
0501セラミックス及び無機化学製品

極低温で現れる先進的合金の特異な変形メカニズムを解明

先進的な合金「ハイエントロピー合金」が持つ、極低温で延性が増大する特性の原因を、結晶の欠陥など、複数の要因が協働的に作用するためであることを突き止めた。
2004放射線利用

タンパク質の動きが病気を引き起こす

脳内に存在する正常なタンパク質「α-シヌクレイン」の分子の特定の運動が、パーキンソン病発症のカギとなる「アミロイド線維」という異常な塊を作り出す原因となることを、中性子準弾性散乱装置を用いて運動を分子レベルで調べ、世界で初めて突き止めた。
2004放射線利用

量子干渉効果と格子欠陥が磁気準粒子に及ぼす作用を中性子散乱で観測

量子反強磁性体Ba2CoSi2O6Cl2の中性子散乱実験により磁気準粒子トリプロンが、相互作用のフラストレーションによる量子干渉効果によって動けなくなることを確認。格子欠陥による不対スピンとトリプロンが量子力学的励起状態形成を明らかに。
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