産業技術総合研究所

0403電子応用

固体表面上の酸素原子を高分解能2次元NMRで測定する技術を開発

金属酸化物の固体表面解析に必須の動的核偏極核磁気共鳴法(DNP−NMR)で高速・高分解能なスペクトルを得ることができる測定技術(新型パルスプログラム)を開発した。これにより固体表面上に存在する酸素原子のNMRスペクトルをより高分解能で、かつ1時間という短時間で測定することに成功した。
0504高分子製品

バイオマス由来のブタジエンゴムでタイヤを試作~持続可能な原料調達でCO2削減を促進~

ブタジエンの反応条件の最適化および生成したブタジエンの捕集方法の改良などにより、バイオエタノールからブタジエンを大量合成し、それを原料にした合成ゴムで従来と同等の性能を持つ自動車用タイヤを試作する一連のプロセスを実証することに成功した。
1601コンピュータ工学

シリコンスピン量子ビット素子を高速化する集積構造を提案

シリコンスピン量子ビット素子を用いた大規模集積量子コンピューターの実現に向けて、スピン量子ビット素子と演算に必要な微小磁石を集積した新しい集積構造を考案した。
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1902環境測定

緊急事態宣言発令に伴うCO2排出量の変化を東京住宅街において検出

東海大学代々木キャンパス内(東京都渋谷区)の観測タワー上での大気組成の高精度観測に基づいて、新型コロナウイルス感染拡大に伴う2020年4-5月の緊急事態宣言期間における代々木街区の二酸化炭素(CO2)排出を排出源別に評価した。例年と比較して約20%低下しており、その主要因は自動車などの石油消費の減少(約40%)である。
1700応用理学一般

ベイズ推定を用いた新たな電子構造の解析法を開発 ~トポロジカル絶縁体などを巡る数々の論争の決着へ~

「ベイズ推定」という統計学的手法を用いて電子構造の全貌を明らかにする新しい解析方法を開発した。
0403電子応用

原子層制御により磁気メモリー素子の平坦性および磁気安定性を改善

原子層レベルで制御されたタンタルを用いることで、磁気抵抗メモリー「MRAM」の磁気安定性を飛躍的に改善する技術を開発した。
0501セラミックス及び無機化学製品

限定性・偏向性のあるデータから新材料を推薦するシステムを開発

証拠理論を用いたデータ駆動型アプローチによる新材料推薦システムを開発し、ハイエントロピー合金(多数の元素からなる複雑な組成をもった合金)の研究開発への適用および実験検証により、薄膜で新たな単相合金薄膜材料の合成に成功した。
1104空気調和

バス車内における模擬飛沫核粒子の挙動や換気回数を測定~空調内気循環による粒子低減効果はどのようなものか?~

2021-03-04 産業技術総合研究所 ポイント 乗客の顔の位置から発生させた模擬飛沫核粒子とCO2の車内への広がりと濃度の変化を観察 空調により車内空気を循環させた場合、CO2濃度の増加と比較して模擬飛沫核粒子濃度の増加は小さい バスの...
1700応用理学一般

単一伝搬電子による初めての軌道量子ビット ~音波で駆動される単一電子の軌道の量子状態を制御~

2021-02-16 理化学研究所,産業技術総合研究所,科学技術振興機構 理化学研究所(理研) 創発物性科学研究センター 量子電子デバイス研究チームの伊藤 諒 特別研究員、山本 倫久 チームリーダー、量子機能システム研究グループの樽茶 清悟...
0505化学装置及び設備

結晶はどうやってできる? その瞬間を見た!

2022-01-22 東京大学,産業技術総合研究所,科学技術振興機構 ポイント 無秩序な集合体からナノメートルサイズの食塩結晶ができる瞬間、さらにそれが大きく成長する様子を、スローモーション映像として連続的に記録した。 無秩序から秩序が発現...
1700応用理学一般

原子層の積み木細工によるトポロジカル物質設計 ~世界初となる高次トポロジカル絶縁体の実証~

2021-01-05 東京大学,東京工業大学,理化学研究所,大阪大学,産業技術総合研究所,科学技術振興機構 ポイント 原子層の積み方の違いでさまざまなトポロジカル相を実現できることを示した。 その積み方を上手く選んでスピン流の通り道を変えら...
1202農芸化学

日本コムギ農林61号など世界15品種の高精度ゲノム解読に成功

ゲノム情報を利用した迅速な分子育種技術の開発に期待 2020-11-26 横浜市立大学,チューリッヒ大学,農業・食品産業技術総合研究機構,京都大学,株式会社ヒューマノーム研究所,産業技術総合研究所,科学技術振興機構 ポイント 国際共同プロジ...
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