東京大学

接着剤いらずの超柔軟導電接合~フレキシブルエレクトロニクスの集積化に貢献~ 0400電気電子一般

接着剤いらずの超柔軟導電接合~フレキシブルエレクトロニクスの集積化に貢献~

水蒸気プラズマを用いる新しい接合技術(WVPAB)を開発しました。異なる薄膜基板上の金電極同士を配線する際に、接着剤を介さず、電極同士を直接接合できます。接合部の最小曲げ半径は0.5mm未満と非常に柔軟です。WVPAB接合部の抵抗は0.07Ωと極めて低抵抗を達成しました。機械的耐久性も1万回の曲げで電気抵抗の変化が1%未満と優れており、かつ熱安定性にも優れ、100℃で500時間加熱しても酸化による劣化は生じず、むしろ金属結合が促進されることで、電気抵抗が8%改善しました。フレキシブルな有機太陽電池と有機発光ダイオード(有機LED)を、超薄型配線フィルムを介して相互接続することにも成功しました。
秩序と乱れが共存した高性能な液晶性有機半導体を開発~電子回折により液晶が凍結した分子配列構造を確認~ 0403電子応用

秩序と乱れが共存した高性能な液晶性有機半導体を開発~電子回折により液晶が凍結した分子配列構造を確認~

分子配列の秩序と乱れが共存した高性能な液晶性有機半導体を開発し、その極薄膜が液晶凍結状態であることを、クライオ電子顕微鏡を用いた電子線結晶構造解析により捉えることに成功しました。
巨大な磁場応答を示す三角格子磁性半導体~三拍子揃った稀有な磁性材料の発見~ 1700応用理学一般

巨大な磁場応答を示す三角格子磁性半導体~三拍子揃った稀有な磁性材料の発見~

磁性を担う元素が三角格子をなす新しい磁性半導体を開発し、磁気秩序温度よりもはるかに高温から巨大な異常ホール効果を発現させることに成功した。
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レーザーアシステッド(e, 2e)の初観測 ~レーザー場で歪む電子波動関数~ 1701物理及び化学

レーザーアシステッド(e, 2e)の初観測 ~レーザー場で歪む電子波動関数~

高強度レーザー場中における電子衝撃イオン化過程であるレーザーアシステッド(e,2e)を観測するために、発生する二つの電子を2台の電子分析器で高効率に検出する独自の装置を開発し、アルゴン原子を用いてレーザーアシステッド(e,2e)を初めて観察した。得られたレーザーアシステッド(e,2e)信号の三重微分散乱断面積の解析の結果、アルゴン原子の電子波動関数の歪みを捉えることに成功し、30年以上前に報告されていた理論予測を実証した。
スカスカなゲルの固体物性~ギュウギュウなガラスとは本質的に違っている~ 1701物理及び化学

スカスカなゲルの固体物性~ギュウギュウなガラスとは本質的に違っている~

2021-12-22 東京大学発表者水野 英如(東京大学 大学院総合文化研究科 広域科学専攻 助教)池田 昌司(東京大学 大学院総合文化研究科 広域科学専攻 准教授)発表のポイント ゲルの固体物性をコンピュータシミュレーション(注1)によっ...
世界初、ラックサイズで大規模光量子コンピューターを実現する基幹技術開発に成功 1700応用理学一般

世界初、ラックサイズで大規模光量子コンピューターを実現する基幹技術開発に成功

ラックサイズで大規模光量子コンピューターを実現するための基幹デバイスとなる光ファイバー接続型高性能スクィーズド光源モジュールを実現しました。開発した光ファイバー結合型量子光源モジュールと光通信用光学部品を用いることで、6テラヘルツ以上の広帯域にわたって量子ノイズが75パーセント以上圧搾された連続波のスクィーズド光の生成に、世界で初めて光ファイバー光学系で成功しました。
強磁場発生装置を用いない量子抵抗標準素子の開発に成功 1700応用理学一般

強磁場発生装置を用いない量子抵抗標準素子の開発に成功

トポロジカル絶縁体を応用、国家計量標準と同等精度の電気測定がより手軽に021-12-14 産業技術総合研究所ポイント 新材料トポロジカル絶縁体を応用することで、強磁場発生装置が不要な量子抵抗標準素子を開発 素子の品質向上により安定性を大幅改...
1月の北西太平洋の爆弾低気圧が近年急増~東シナ海上の温暖多湿化が要因~ 1702地球物理及び地球化学

1月の北西太平洋の爆弾低気圧が近年急増~東シナ海上の温暖多湿化が要因~

過去55年にわたる北太平洋の爆弾低気圧活動の長期変化について解析を行いました。1980年代後半以降、大陸からの季節風に伴う寒気の吹き出しが弱まり、中国南部から東シナ海にかけて対流圏下層の湿潤な前線帯が強化されていました。この前線帯で発生し、日本南岸を通過しながら北西太平洋で急激に発達する低気圧の頻度が増えたことが、爆弾低気圧の急増に繋がっていることを明らかにしました。
従来のスピン一重項・三重項の枠組みを超えた超伝導クーパー対状態の発見、その制御も可能に 0400電気電子一般

従来のスピン一重項・三重項の枠組みを超えた超伝導クーパー対状態の発見、その制御も可能に

超伝導では電子がペア(クーパー対)を組み、その対状態はスピン一重項と三重項に通常分類されますが、今回ハーフホイスラー超伝導体(LuPdBi)において、七重項ペアを含む新奇な超伝導クーパー対状態が実現していることを発見しました。超伝導状態におけるクーパー対の性質は、高エネルギー電子線の照射によって制御可能であることを明らかにしました。
Ia型超新星の爆発直後の閃光を捉えることに成功~特異な爆発に至る恒星進化の謎に迫る~ 1701物理及び化学

Ia型超新星の爆発直後の閃光を捉えることに成功~特異な爆発に至る恒星進化の謎に迫る~

東京大学木曽観測所の1.05m木曽シュミット望遠鏡に搭載されたTomo-eGozen(トモエゴゼン)カメラを用いた観測により、Ia型超新星の爆発から5時間以内にパルス状の閃光が現れる様子を捉えることに初めて成功しました。さらに、京都大学岡山天文台のせいめい望遠鏡を用いた観測により、今回のIa型超新星が通常のものより明るい特異なIa型超新星であることを突き止めました。これらのデータをもとにシミュレーションによる解析を行い、爆発した白色矮星の周囲に存在した大量の物質と超新星爆風が衝突したことで初期閃光が生じたことを明らかにしました。
超高温・大面積ナノ薄膜装置 (超高温LB膜製作装置) の開発に成功 0110情報・精密機器

超高温・大面積ナノ薄膜装置 (超高温LB膜製作装置) の開発に成功

100℃を超える高温でも液体のイオン液体を用いたウエットプロセスである超高温Langmuir-Blodgett法 (LB法) 及び、自動で薄膜製造が可能な汎用的な製造装置の開発に成功しました。本手法を200℃付近の超高温プロセスで電子輸送性が向上する有機半導体分子に適用した結果、高い配向性を有するナノ薄膜の大面積製造に成功しました
機械学習・データサイエンスを用いて有機合成化学の難題である複雑な不斉触媒反応の迅速な最適化に成功 0502有機化学製品

機械学習・データサイエンスを用いて有機合成化学の難題である複雑な不斉触媒反応の迅速な最適化に成功

有機合成の課題の一つである触媒的立体分岐型不斉合成の機械学習・データ駆動型触媒設計による制御に成功しました。
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