京都大学

0500化学一般

温度に応答して細孔の大きさを変える多孔性配位高分子(PCP)がガスを分離・貯蔵することを解明

「ゲート」の役割を担う分子を多孔性材料の細孔に組み込むことにより、ガス分子の分離や貯蔵、徐放などを可能にする新物質を開発した。分子ゲートは温度によって開閉を制御でき、細孔内を通過するガス分子の流量の調整や、ガスの種類の選別を可能にする。
1504数理・情報

脳神経による人間の歩行と歩行の制御様式を数理モデルで解明

人が歩き、走るための脳神経の制御様式を、脳神経・筋・骨格系の数理モデルを用いた研究により、数理的に明らかにした。
1701物理及び化学

フェリ磁性体においてスキルミオンホール効果消失を実証

フェリ磁性合金ガドリニウム・鉄・コバルト(GdFeCo)と非磁性重金属プラチナ(Pt)から成る二層膜を用いて、スキルミオンホール効果がフェリ磁性体の角運動量補償温度において消失することを実証した。
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1701物理及び化学

酸素ガスの吸脱着により磁石のON-OFF制御に初成功

開発された分子磁石は層状構造になっており、層の間にガスなどの小分子を出し入れできる。磁石分子に酸素が吸着すると磁化が消失、酸素を取り除くと回復することを確認し、酸素吸脱着による磁化のON-OFFスイッチが可能であることを証明した。
0303宇宙環境利用

世界初!地球近傍の宇宙で発生するプラズマと電磁波の相互作用発生域の可視化に成功

地上で観測されるオーロラを使い、地球近傍の宇宙で発生する電磁波コーラスと高エネルギー電子が共鳴することで生じる波動粒子相互作用発生域の形状変化の詳細を世界で初めて明らかにした。
1701物理及び化学

極超新星に付随する超高速成分を発見

ガンマ線バースト GRB 171205Aを引きおこした極超新星 SN 2017iukに光の速度の30%にも達する超高速成分が付随したことを発見した。
0104動力エネルギー

ガソリンエンジンおよびディーゼルエンジンともに 正味最高熱効率50%超を「産産学学連携」で達成

乗用車用のガソリンエンジンおよびディーゼルエンジンともに、正味最高熱効率50%を上回ることに成功した。超希薄燃焼(ガソリン)と高速空間燃焼(ディーゼル)という燃焼技術と、両エンジン共通の損失低減技術をそれぞれ統合した結果得られた。
2005放射線防護

福島第一原発事故後の安定ヨウ素剤配布後の実態調査を実施

福島第一原発事故後の三春町(福島県田村郡)の小児における安定ヨウ素剤配布後の内服実態調査結果をまとめた。
2004放射線利用

放射線がん治療におけるDNA切断反応を実時間で観測することに成功

放射線によるDNA損傷の過程のうち、およそ10億分の1秒以下のごく短時間で引き起こされる超高速反応の直接観測に世界で初めて成功した。
1701物理及び化学

宇宙線発生の仕組みを利用した新たな加速器を提案

レーザー光を球表の水素クラスターに照射し、衝撃波を生成・増強させて陽子線を加速させる仕組みを発見。相対性理論の効果による陽子線の圧縮とプラズマ電場による陽子線の追加速の効果を同期させて、陽子線の品質とエネルギーを向上させる仕組みを発見。
1202農芸化学

広範囲の植物病原糸状菌が分泌する感染因子の機能を解明

広範囲の植物病原糸状菌が共通してもっているエフェクター「NIS1」が、植物の病原体認識機構の中枢を攻撃していることを発見した。さらに、イネいもち病菌においては、NIS1の喪失によって病原性が劇的に低下することも確認できた。
0403電子応用

新たなフォトニック結晶構造を用いて半導体レーザーの高輝度化に成功

光出射面積を従来の半導体レーザーの1万倍以上大きくしてもビーム品質劣化がない、新たな「2重格子フォトニック結晶」を考案し、10W級の高出力でありながら、ビーム拡がり角が極めて狭く、極めて高いビーム品質を達成し、高安定・高輝度動作に成功した。
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