京都大学

1700応用理学一般

従来法の限界を超えた、複数光子の量子状態の実現と検証に成功~光量子コンピュータや光量子センシングに貢献~

2023-12-25 京都大学 図1 実現した、多数の光子による複雑な量子状態の生成と検証方法のイメージ図 電子や光子などの量子は、通常の物体とは異なった振るまいをします。その量子の状態を制御することで、飛躍的な計算能力を実現する量子コンピ...
1304森林環境

シカの森林被害は土壌微生物にも波及する~大規模生態系操作実験と環境DNA分析の融合~

2023-12-22 京都大学 現在、日本の森林では、多くの地域において、ニホンジカ(以下、シカ)の食害による植生の荒廃が深刻化しています。シカの食害が森林に与える影響を理解するためには、土壌を含む生態系全体への波及効果の分析が必要となりま...
1700応用理学一般

カゴメ金属で起きる自発回転する不思議な電子状態~ナノスケールの永久ループ電流の機構を明らかに~

2023-12-15 京都大学 田財里奈 基礎物理学研究所助教、山川洋一 名古屋大学講師、紺谷浩 同教授の研究グループは、カゴメ格子構造の金属化合物で創発する新奇な相転移―ナノスケールのループ電流秩序―を解明する理論を発見しました。 201...
ad
0504高分子製品

高分子鎖の「伸長」と「結晶化」が進行する度合いを蛍光イメージングで同時並列的に追跡する手法を開発

2023-12-07 京都大学 齊藤尚平 理学研究科准教授、須賀健介 同博士課程学生らの研究グループは、高分子材料を延伸した際における「高分子鎖の伸長」と高分子鎖の配向により発生する「ひずみ誘起結晶化」の度合いをそれぞれ定量的に追跡できる「...
1700応用理学一般

原子核の分子構造を発見~不安定ベリリウム−10原子核は窒素分子とそっくり~

2023-12-06 理化学研究所,中国科学院,パリ・サクレ―大学,香港大学,京都大学,九州大学 理化学研究所(理研)仁科加速器科学研究センター 核反応研究部の上坂 友洋部長、多種粒子測定装置開発チームの大津 秀暁 チームリーダー、中国科学...
1700応用理学一般

熱が誘起するすべり流れを検出 ~光ピンセットを援用した可視化手法により熱泳動のメカニズム解明へ~

2023-12-01 京都大学,科学技術振興機構 京都大学 大学院情報学研究科 辻 徹郎 准教授、梅 世哲 修士課程学生(研究当時)、田口 智清 教授らの研究グループは、温度勾配を持つ流体中に置かれたマイクロ粒子の表面近傍に、光ピンセットで...
1304森林環境

リモートセンシングを用いたヒノキ人工林の蒸散量広域予測モデルを開発

2023-11-30 京都大学 森林は「緑のダム」と呼ばれます。水を地面に浸透させ、地下水を涵養する機能を持っているからです。しかし、日本では近年、間伐などの手入れが行き届かずに過密化した人工林が問題となっています。こうした人工林では蒸発散...
0500化学一般

フジタは紫外線によって赤、緑、青に蛍光発光する3種類の白を使い分けていた! ~レオナール・フジタ(藤田嗣治)が描いた肌質感の秘密を、蛍光スペクトル解析によって解明~

2023-11-27 国立情報学研究所 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所*1(所長:黒橋くろはし 禎夫さだお、東京都千代田区、以下NIIエヌアイアイ)ならびにポーラ美術館*2(館長:野口のぐち 弘子ひろこ、神奈...
1700応用理学一般

陽子を含まない原子核の痕跡を原子炉で探す~原子核物理×放射化学の新手法で「0番元素」を探求~

2023-11-24 京都大学 髙宮幸一 複合原子力科学研究所・工学研究科教授、藤岡宏之 東京工業大学准教授、友松竜太郎 同学士課程学生(研究当時)からなる研究チームは、中性子だけから構成される多中性子原子核を探索する手法として、原子炉の燃...
1700応用理学一般

テレスコープアレイ実験史上最大のエネルギーをもつ宇宙線を検出

2023-11-24 大阪公立大学 概要 宇宙から降り注いでいる高エネルギーの粒子(宇宙線)の中には、非常に高いエネルギーの宇宙線がごく稀に存在しており、宇宙におけるもっとも激烈な物理現象と関連していると考えられています。宇宙線は荷電粒子で...
1502サービスマネジメント

デジタルプラットフォーム分析の新しい枠組み~マルチ・ホーミングを考慮した寡占モデル~

2023-11-21 京都大学 21世紀になって定着したデジタルプラットフォームという事業形態は、私たちの生活に利便性をもたらしてきたものの、近年では、特定の数社の事業者に集中することによる弊害が懸念されています。情報通信技術の進展を念頭に...
0505化学装置及び設備

ミクロ空間内での化学反応で狙った有用物質を製造可能に~電子の注入制御によるグリーンな物質生産~

2023-11-20 京都大学 依光英樹 理学研究科教授、黒木尭 同特定准教授、江迤源 同博士課程学生(現:旭化成株式会社研究員)の研究グループは、ミクロ空間内で化学反応を行えるフローマイクロリアクターを活用して、有用物質の宝庫である多置換...
ad
タイトルとURLをコピーしました