1701物理及び化学

星形成領域は大型有機分子の宝庫 1701物理及び化学

星形成領域は大型有機分子の宝庫

アルマ望遠鏡で取得された「いて座B2」の観測データから、これまでに宇宙から検出されたペプチドに似た分子としては最大のものとなるプロピオン酸アミド(C2H5CONH2)が放つ電波を検出したと報告しました。比較的大きなペプチド分子がいて座B2に存在すれば、同領域の星間化学が非常に複雑で、かつ大規模な星形成の過程で小さな分子からより大きな分子が成長する可能性を示しています。
「アルマ望遠鏡、観測開始から10年」 1701物理及び化学

「アルマ望遠鏡、観測開始から10年」

アルマ望遠鏡は直径12メートルのパラボラアンテナ54台、直径7メートルのパラボラアンテナ12台の計66台を結合させ、全体を一つの巨大な望遠鏡として機能させる「電波干渉計」です。科学観測開始から10年となるアルマ望遠鏡は、最大で視力6000を実現し、その比類ない感度と解像度を武器に、これまでにさまざまな観測成果を創出しています。
スペクトルから思いもかけない物性をAIが予測 1701物理及び化学

スペクトルから思いもかけない物性をAIが予測

人工知能技術を利用することで1つのスペクトルから多数の物性情報を得ることに成功しました。「内殻電子励起スペクトル」の解析に人工知能技術を利用したところ、このスペクトルと無関係と考えられてきた物性を含む11種類の物性情報を取得することに成功した。
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直接光子による陽子内グルーオンの運動の観測に成功~グルーオンの回転運動はあまり大きくなかった~ 1701物理及び化学

直接光子による陽子内グルーオンの運動の観測に成功~グルーオンの回転運動はあまり大きくなかった~

米国ブルックヘブン国立研究所(BNL)のRHIC衝突型加速器を使い、偏極陽子[3]と陽子の衝突から生じる直接光子の「横スピン非対称度[5]」の精密測定に成功しました。
岩石惑星の形成過程を左右する中心星の元素組成 1701物理及び化学

岩石惑星の形成過程を左右する中心星の元素組成

すばる望遠鏡を含む大型望遠鏡を用いた観測により岩石惑星をもつ星の元素組成を精密に測定し、中心星の組成と岩石惑星の組成に相関があることを初めて示しました。
銀河団の中をただようはぐれ雲 1701物理及び化学

銀河団の中をただようはぐれ雲

銀河団の中で孤立してただよう、天の川銀河よりも大きなガス雲を発見した。この巨大ガス雲は、X線と可視光を放つ異なる温度のガスからできている。
宇宙初期に「ガス欠」に陥った大質量銀河を発見 1701物理及び化学

宇宙初期に「ガス欠」に陥った大質量銀河を発見

銀河がどのように形成され、どのように星形成活動を停止するのかを理解するために、研究チームはハッブル宇宙望遠鏡で銀河に存在する星の詳細を明らかにした。アルマ望遠鏡では銀河の塵が放つミリ波の観測が行われ、銀河内のガスの量を推測することができた。
「1年」の長さが1日に満たない地球型惑星を低温度星のまわりで発見 1701物理及び化学

「1年」の長さが1日に満たない地球型惑星を低温度星のまわりで発見

すばる望遠鏡の近赤外分光器 IRD 等を用いた観測により、公転周期が1日未満の「超短周期惑星」を低温の恒星のまわりで発見し、その内部組成が主に鉄と岩石からなることを明らかにした。
観測史上最古の「隠れ銀河」を131億年前の宇宙で発見 1701物理及び化学

観測史上最古の「隠れ銀河」を131億年前の宇宙で発見

アルマ望遠鏡を用いた大規模探査の観測データの中から、約130億年前の宇宙で塵(ちり)に深く埋もれた銀河が複数発見された。そのうちの一つは、塵に埋もれた銀河として発見された中で、最も古いものであることが分かった。
超短パルス強レーザー場で、超高分解能分光計測に成功! 1701物理及び化学

超短パルス強レーザー場で、超高分解能分光計測に成功!

強レーザー場超高分解能フーリエ変換(SURF)分光法によって、希ガス原子イオンであるアルゴン(Ar)・クリプトン(Kr)の一価イオンのスピン軌道分裂エネルギーを10-7の精度で決定することに成功した。
重水素で探る系外惑星系と太陽系の成り立ち~アルマ望遠鏡による惑星誕生現場の大規模観測~ 1701物理及び化学

重水素で探る系外惑星系と太陽系の成り立ち~アルマ望遠鏡による惑星誕生現場の大規模観測~

アルマ望遠鏡を用いて、5つの若い星を取り巻く原始惑星系円盤を大規模に観測し、惑星の形成現場における重水素を含む分子とイオン化率の分布を、これまでにない高い解像度で描き出すことに成功した。
ハイパー核の束縛エネルギー精密測定へ~ハイパートライトンパズルの解明に向けて~ 1701物理及び化学

ハイパー核の束縛エネルギー精密測定へ~ハイパートライトンパズルの解明に向けて~

大強度陽子加速器施設「J-PARC」においてK中間子ビームが照射された写真乾板データを、独自に開発した機械学習モデルによって解析し、ハイパー核の一種である「ハイパートライトン」の生成と崩壊の事象を可視的に検出することに成功した。
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