1701物理及び化学

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アルマ望遠鏡、銀河が星の材料を失うメカニズムに迫る

アルマ望遠鏡を使っておとめ座銀河団を観測し、銀河団内の星の材料の高解像度調査を完了しました。この研究の主目的は、宇宙物理学の長年の謎である「何が銀河の星形成活動を停止させるのか」という問題に取り組むことです。本研究は、宇宙の極限環境が銀河に深刻な影響を与えていることを示す、これまででもっとも明確な証拠となるものです。
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「富岳」を用いた宇宙ニュートリノの数値シミュレーションに成功

2021年ゴードン・ベル賞ファイナリストに選出 2021-10-28 筑波大学 本研究では、ブラソフシミュレーションと呼ばれる全く新しい手法を世界で初めて採用し、スーパーコンピュータ「富岳」の全システムを用いて宇宙大規模構造におけるニュート...
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すばる望遠鏡、塵のベールに包まれた原始銀河団の謎を解く

すばる望遠鏡などを用いた観測によって、プランク衛星で見つかった非常に明るいサブミリ波源 (PHzG237.01+42.50) が、約 100 億年前の宇宙にある、塵に覆われた「原始銀河団」であることを突き止めました。
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すばる望遠鏡、生まれたての太陽系外惑星を発見

すばる望遠鏡等を用いた直接撮像観測により、若いM型矮星に付随する、年齢 200 〜 500 万年ほどの惑星「2M0437b」を発見しました。2M0437b はこれまで見つかった太陽系外惑星の中で最も若い惑星で、年齢が約 46 億年の地球と比べると、生まれたての赤ちゃんのような惑星です
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電子が動くことのできない磁性絶縁体における マグノンの表面状態と新規輸送現象を理論的に解明

マグノンの波動関数の非自明なトポロジーに由来して、質量をもたないディラック粒子のような分散を持つマグノンが表面に現れる磁性体模型を理論的に提案し、ファンデルワールス磁性体CrI3で実現することを指摘しました。スピンに関する磁気的な対称性だけでなく、結晶の空間的な対称性も組み合わせた対称性により、このトポロジカルマグノン結晶絶縁体が自然に実現します。
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X線バースト天体における不安定マグネシウム燃焼の解明

国際共同研究グループは、これまでの研究で十分に理解されていなかった、X線バースト天体における不安定核マグネシウムの重要な燃焼反応、22Mg(α,p)25Alを実験的に調べ、反応に寄与する共鳴の詳細情報を世界で初めて得ました。それにより、同反応の反応率を世界最高精度で決定するとともに、過去に観測されているX線バーストの光量をより精密に再現することに成功しました。
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星形成領域は大型有機分子の宝庫

アルマ望遠鏡で取得された「いて座B2」の観測データから、これまでに宇宙から検出されたペプチドに似た分子としては最大のものとなるプロピオン酸アミド(C2H5CONH2)が放つ電波を検出したと報告しました。比較的大きなペプチド分子がいて座B2に存在すれば、同領域の星間化学が非常に複雑で、かつ大規模な星形成の過程で小さな分子からより大きな分子が成長する可能性を示しています。
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「アルマ望遠鏡、観測開始から10年」

アルマ望遠鏡は直径12メートルのパラボラアンテナ54台、直径7メートルのパラボラアンテナ12台の計66台を結合させ、全体を一つの巨大な望遠鏡として機能させる「電波干渉計」です。科学観測開始から10年となるアルマ望遠鏡は、最大で視力6000を実現し、その比類ない感度と解像度を武器に、これまでにさまざまな観測成果を創出しています。
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スペクトルから思いもかけない物性をAIが予測

人工知能技術を利用することで1つのスペクトルから多数の物性情報を得ることに成功しました。「内殻電子励起スペクトル」の解析に人工知能技術を利用したところ、このスペクトルと無関係と考えられてきた物性を含む11種類の物性情報を取得することに成功した。
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直接光子による陽子内グルーオンの運動の観測に成功~グルーオンの回転運動はあまり大きくなかった~

米国ブルックヘブン国立研究所(BNL)のRHIC衝突型加速器を使い、偏極陽子[3]と陽子の衝突から生じる直接光子の「横スピン非対称度[5]」の精密測定に成功しました。
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岩石惑星の形成過程を左右する中心星の元素組成

すばる望遠鏡を含む大型望遠鏡を用いた観測により岩石惑星をもつ星の元素組成を精密に測定し、中心星の組成と岩石惑星の組成に相関があることを初めて示しました。
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銀河団の中をただようはぐれ雲

銀河団の中で孤立してただよう、天の川銀河よりも大きなガス雲を発見した。この巨大ガス雲は、X線と可視光を放つ異なる温度のガスからできている。
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