1702地球物理及び地球化学

1702地球物理及び地球化学

南大洋の温暖化が引き起こした氷期における大西洋深層循環の急激な変化

大西洋深層循環の変化は、氷期における急激な気候変動を引き起こしたと考えられていますが、南大洋の温暖化がその引き金となっていた可能性を指摘した。
1702地球物理及び地球化学

東南極氷床の拡大は従来説よりも早かった ~最終氷期の氷床変動メカニズムの解明へ~

氷床の変動による隆起や沈降を考慮したモデル(Glacial Isostatic Adjustmentモデル)を用いて、最終間氷期以降(約12万年前から現在)の東南極の氷床変動史について検討を重ね、南極・昭和基地周辺をはじめとする東南極の沿岸域で得られている地質学的データと矛盾しない結果を得ることに成功した。最終氷期において東南極の一部で氷床量が最大となった時期が、従来説よりも2~7万年早かった可能性が示された。
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福徳岡ノ場の火山活動について(8 月16 日観測)

令和3年8 月16 日、第三管区海上保安本部羽田航空基地所属航空機により観測を実施した。観測中に噴火は認められず、8 月15 日に福徳岡ノ場にて観測された新島は、形状が一部変化していた。なお、付近には噴出した軽石等の浮遊物の存在も確認。
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地震の破壊はなぜ止まるのか? ~2016年鳥取県中部地震の断層サイズを決めたもの~

2018年鳥取県中部地震の余震観測データの解析を行った。余震の初動分布の詳細な解析により、初めて震源断層の正確な位置、特にその両端の位置を把握することが出来た。両端付近において、断層をすべらせる力が局所的に小さかったために、本震の破壊がそこで止まったことがわかった。
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令和2年12月から令和3年7月にかけての石川県能登地方での地殻変動

令和2年12月から令和3年7月にかけて石川県能登地方の地震活動(最大の地震は6月26日1時24分、M4.1)について、震源域周辺の電子基準点で観測されたデータを解析した結果、震源域に近い電子基準点「能都」で南南西方向に1cm程度の変動が、「珠洲」で2cm程度の隆起が見られるなど、能登半島で地殻変動が検出された。
1702地球物理及び地球化学

活火山の微小な動きが検出可能に ~地下のマグマの動きを地表で捉える 衛星画像の新たな解析結果を公開~

国土地理院は、従来のSAR干渉解析に加え、干渉SAR時系列解析を導入し、焼岳、口永良部島など国内16火山の微小な動きがわかる解析結果を地理院地図で公開した。
1702地球物理及び地球化学

ゲリラ豪雨等の直前予測を屋外イベント運営等に活用する実証実験を実施

「Marunouchi Street Park 2021 Summer」の期間中、30分先までの直近の気象予測情報を提供する実証実験を行う。
1702地球物理及び地球化学

メートル規模の岩石摩擦実験により大地震発生前の前震活動の特徴を明確化

地震発生メカニズムの解明を目的として、大型振動台を活用したメートル規模の岩石摩擦実験を行い、大地震発生前に観測される前震活動の特徴を明らかにした。
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明滅オーロラとともに起こるオゾン破壊 ~宇宙からの高エネルギー電子が大気に及ぼす影響を実証~

宇宙のさえずりと呼ばれる特殊な電波によって、脈動オーロラと呼ばれる明るさが明滅するオーロラが発生した時に、オーロラを起こす電子よりも1000倍以上のエネルギーを持つバン・アレン帯(放射線帯)の高エネルギー電子が高さ60km付近の中間圏にまで侵入することによって、中間圏のオゾンが10%以上減少することを発見した。
1600情報工学一般

「富岳」を使ったゲリラ豪雨予報 ~首都圏で30秒ごとに更新するリアルタイム実証実験を開始~

スーパーコンピューター「富岳」を使い、首都圏において30秒ごとに更新する30分後までの超高速高性能降水予報のリアルタイム実証実験を行う。
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海底地震計記録で読み解く地震空白域の将来

メキシコ太平洋沿岸部に設置された海底地震計記録を解析し、過去100年間に地震が発生していない領域(地震空白域)でゆっくりとプレート境界がずれ動くスロー地震が発生していることを明らかにした。
1702地球物理及び地球化学

地震波形解析による「異方性」構造の高解像度イメージング

北部太平洋下のマントル最深部について、3次元地震波速度の「異方性」構造を推定することに成功した。沈み込んだ海洋プレートの折れ曲がりや誘発された上昇流など、現在のマントルの底で起きている対流運動を可視化でした。
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