1702地球物理及び地球化学

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世界で初めてミャンマーの活火山のマグマ生成メカニズムを解明

ミャンマー中央部のポパ火山が、約33万年前から活動を開始した活火山であることを明らかにしました。さらに、成層火山をつくる溶岩は、「アダカイト質」という特殊な火山岩であることを発見しました。
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シミュレーションで線状降水帯の豪雨予測精度を改善~もしも最新鋭気象レーダで九州全土を覆えたら~

2020年7月に豪雨をもたらした線状降水帯の予測に対し、最新鋭のフェーズドアレイ気象レーダを仮想的に九州全土に展開した場合の有用性を評価し、線状降水帯による豪雨発生の予測精度を大きく改善できることを示しました。
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インド洋の温暖化により、南アジアで夏のモンスーン雨量が弱まる可能性(Indian Ocean warming could weaken Summer Monsoon rainfall in South Asia)

新しい研究によると、現在の地球温暖化シナリオでは、インド亜大陸で深刻なモンスーン障害が発生する可能性が高いことが示された。 A new study indicates that severe monsoon failure in the I...
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いったい地球の水はどこから来たのか?(Where on Earth did the water come from?)

2022-02-14 ローレンスリバモア国立研究所(LLNL) 地球の水は、生命維持のために非常に重要なものですが、その水はどこから来たのでしょうか?地球ができたときに存在したのか、それとも隕石や彗星によって宇宙から運ばれてきたのか。 Ea...
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気候変動により変化する湖沼の蒸発パターン(Lake Evaporation Patterns Will Shift with Climate Change)

2022-02-16 パシフィック・ノースウェスト国立研究所(PNNL) Beth Mundy, 世界中の湖の水位を予測するには、場所がすべてであることを研究者は発見した。 Location is everything in project...
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深層学習で乱流の隠れた構造に迫る~太陽とプラズマの乱流研究に新たな展開~

太陽表面の観測データから観測困難な乱流構造を調べるための、新たな手法の開発に成功しました。深層学習(ディープラーニング)技術を利用し、数値シミュレーションで得られたデータと観測可能な情報をもとにして、観測が難しい情報を推定できるようになったのです。
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水には2種類の液体があった !~トレハロース水溶液の可逆な液体 – 液体転移の直接観測~

トレハロース水溶液の低温・高圧下での体積測定を行い、溶媒水の可逆な液体 - 液体転移の直接観測に成功しました。低濃度トレハロース水溶液ガラスを用いることで、広い温度・圧力領域での低密度状態と高密度状態間の転移の観測を可能にし、低密度と高密度の液体状態の存在の実証とそれらの間の転移の直接観測に成功しました。水には低温で異なる2つの液体状態が存在することの実験的証拠であり、水の低温での不思議な性質の解明に繋がることが期待されます。
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津波による堆積物を特定する手法の適用範囲をさらに拡大

宮崎平野から採取した過去の津波堆積物の化学的な組成から判別を行う地球化学的判別を行いました。これに加え重鉱物の分析を行い、1662年の寛文日向灘地震による津波堆積物の特徴を明らかにすることで、他の堆積物と区別することに成功しました。
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令和4年1月の地殻変動

国土地理院が全国に展開している電子基準点等のGNSS連続観測網(GEONET)の観測結果から求めた、2021年12月中旬から2022年1月中旬までの1か月間の地殻変動概況では、東北地方を中心に、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震後の余効変動が見られます。
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冬季成層圏の「深い循環」の3次元構造を解明

3次元ラグランジュ流の理論式を導出し、冬季成層圏の赤道域から極域に向かう「深い循環」が東シベリアで強く、北アメリカでは逆向きとなる特徴的な構造を持つことが解明された。成層圏・中間圏の物質循環の3次元構造を記述する理論構築を行った。オゾンは赤道上部成層圏で生成され成層圏の大気循環に乗って世界中に運ばれる。その流れのルートを見出す理論ツールを開発したことになる。
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三陸海岸北部において1611年慶長奥州地震津波の物的証拠を発見

津波堆積物を含む地層を垂直方向に連続してミリ間隔の高密度で年代測定を行うことで、年代的に地層の欠損がないことを確認する手法を新たに開発し、抜け落ちのない津波の履歴を復元した。三陸海岸北部(岩手県野田村)から地層を採取し、1611年慶長奥州津波由来の堆積物を発見した。一方で、同地層には1454年享徳津波による堆積物は含まれないことも確認した。この結果は、1454年に享徳津波が三陸海岸北部を襲った可能性を否定するものである。
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火星コア中で液体金属が分離する 〜火星磁場の消失と海の蒸発の原因解明へ〜

超高圧高温発生技術と、大型放射光施設SPring-8の放射光X線を用いた実験の組み合わせにより、火星や地球コアに相当する高圧高温の条件下で、硫黄と水素を含んだ鉄合金の融解実験に成功しました。火星コア中で鉄-硫黄-水素合金は、硫黄に富む液体と水素に富む液体の2つに(水と油のように)分離することが明らかになりました。
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