2026-09-09 NASA
NASAは、米欧が共同運用する2機の衛星「Sentinel-6 Michael Freilich」と「Sentinel-6B」を用いて、エルニーニョ現象下の海洋とハリケーンの関係を観測している。両衛星はレーダー高度計により海面高度、波高、海上風速を高精度で測定し、海面高度から海洋の熱含量を推定する。暖水は膨張して海面を上昇させるため、この情報はハリケーンがどの程度、どの速度で発達するかを予測する重要な手掛かりとなる。また、GNSS電波掩蔽観測により大気の湿度・気圧・温度も測定する。得られた低遅延データはハリケーン予測モデルや追跡アルゴリズムに組み込まれ、避難や災害対応、沿岸インフラ防護に活用される。1992年から継続する海面高度観測をさらに延長し、エルニーニョの理解と極端気象予測の精度向上に貢献する。

Hurricane Melissa is seen 50 miles south of Jamaica in this photograph taken from the International Space Station on Oct. 28, 2025. NASA
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