トウモロコシ浸漬液由来の持続可能な難燃剤を開発(A Sustainable Flame Retardant Derived From Corn Steep Liquor)

2026-09-01 フラウンホーファー研究機構

トウモロコシでんぷん製造の副産物であるコーンスティープリカーから、持続可能な難燃剤を開発したと、Fraunhofer研究所が発表した。研究では、同副産物に含まれるフィチン酸(phytic acid)からリンを回収し、アミンと組み合わせてアンモニウムフィチン酸塩を作製した。リンは難燃性に優れる一方、有限資源であり、従来のハロゲン系難燃剤には毒性・環境負荷が懸念されるため、植物由来原料への転換が狙いである。フィチン酸は加熱時に断熱性の炭化層を形成し、酸素供給を遮断する。研究チームは20種類以上のアミンを比較し、木材・プラスチック複合材料(WPC)に添加してUL 94試験や限界酸素指数試験を実施。その結果、最適配合では市販難燃剤と同等の性能を確認した。現在は1kg規模で抽出しており、今後100kg規模への拡大を目指す。

トウモロコシ浸漬液由来の持続可能な難燃剤を開発(A Sustainable Flame Retardant Derived From Corn Steep Liquor)
© Fraunhofer WKI
Researchers at Fraunhofer WKI and Fraunhofer IAP have successfully produced a sustainable flame retardant for biomaterials from corn steep liquor.

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