2026-07-14 フィンランド技術研究センター(VTT)
フィンランド技術研究センター(VTT)が参画するEUのBioFibreLoopプロジェクトは、レーザーによるバイオベース繊維の機能化プロセスを対象とした初の実用的なデジタルツインを開発した。デジタルツインは、エンボス加工時のレーザー出力や速度、圧力などの加工条件を仮想空間で再現・最適化し、実機試験を行う前に表面形状や機能性への影響を予測できる。これにより、試作回数や材料・エネルギー消費を削減しながら、高効率なプロセス開発を実現する。BioFibreLoopでは、リグニン、セルロース、PLA(ポリ乳酸)など再生可能なバイオ素材を対象に、化学薬品を用いないレーザー加工で撥水性、防汚性、抗菌性などの機能を付与し、リサイクル可能な高機能繊維製品の実用化を目指している。今回のデジタルツインはまずエンボス加工を対象に構築され、今後はレーザー加工やコーティング工程にも適用を拡大し、持続可能な繊維製造の高度化に貢献することが期待される。

a) Screenshot of Digital Twin interface for setting input parameters
b) Results of simulations: Replication fidelity in dependence of contact time between textile and roller.
Source: IDENER.AI / BioFibreLoop project
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