2024-02-05 オークリッジ国立研究所(ORNL)
ORNL and UT researchers created a new method to calculate the power grid’s inertia in real time, using signals from pumped storage hydropower facilities such as TVA’s Raccoon Mountain project, pictured here. Credit: Tennessee Valley Authority
◆オークリッジ国立研究所とテネシー大学ノックスビル校の科学者らは、揚水式発電プロジェクトからの信号を用いて送電網(グリッド)の安定性を予測するアルゴリズムを開発しました。
◆水力発電は、送電網に直結した再生可能エネルギー源であり、水が大型タービンを回転させる際に慣性を提供します。揚水発電(PSH)は、電力需要が低いときにグリッドから電力を引き出し、下部から上部の貯水池に水を汲み上げてエネルギー貯蔵バンクを作成します。需要が高い時期には、タービンを介して水が下部の貯水池に戻され、プロジェクトが発電されます。
◆このアルゴリズムは、再生可能エネルギーの導入による電力グリッドの変動に対する重要な状況把握を提供し、実際のセンサーデータと組み合わせてリアルタイムでグリッドの慣性を評価します。これにより、再生可能エネルギーに依存するグリッドの安定性向上が期待されます。
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