2021-12-08

1202農芸化学

春先に出荷可能な温州みかんの作出に成功

理化学研究所は、仁科加速器科学研究センターの理研リングサイクロトロンから発生する重イオンビームによる変異誘発技術を用いて、温州みかんの新品種の作出に成功しました。
1201畜産

(改訂版)草地における放射性物質対策のためのカリ施肥

2019年3月に発行した手引き「草地における放射性物質対策のためのカリ施肥」の改訂版です。新たに、カリ追加施用を実施しても土壌交換性カリ含量が高まらない草地への対処法や傾斜草地更新時の留意点、耕起困難草地での緩効性カリ肥料利用による利用再開試験、除染後新規更新によるカリ追肥量低減化の可能性、セシウム低吸収草種についての紹介を追加しました。
1500経営工学一般

ビッグデータを用いた都市多様性の定量分析手法の提案~デジタルテクノロジーでジェイン・ジェイコブズを読み替える~

都市多様性を定量化し、その街区レベルにおける経済効果を検証しました。生物学で提案されている「種の多様性指数」を都市に適応し、その効果をクレジットカードからの決済情報と比較することによって、都市多様性と街区レベルで集計された小売店・飲食店の売り上げとの相関関係をスペイン50都市で検証しました。多様性が高いエリアにおいては小売店・飲食店の売り上げが向上するという正の相関関係が見いだされました。
0402電気応用

高分解能ポータブルNMRの開発に成功~高温超電導バルク磁石により卓上機並みのサイズを実現~

高温超電導バルク磁石の高度化に取り組み、MRIよりもさらに高い磁場均一度が必要な高分解能200MHz(4.7 T)NMRの開発に成功しました。着磁した高温超電導バルク磁石を冷凍機で冷却し、磁場を発生させた状態で輸送・移設しても、磁石の性能は変化しないことを確認しました。高分解能NMRがコンパクト・ポータブルになることで、従来機では不可能だったデスクサイドでの利用が可能になります。また、液体ヘリウムが不要であるため、ヘリウムの資源リスクを回避することで、NMRの維持コストが上昇した際の代替装置にもなり得ます。
0303宇宙環境利用

ブラックホールを観測する新しい手段の開拓~X線偏光観測衛星 IXPE の打ち上げ~

NASAケネディー宇宙センターから「X線偏光観測衛星IXPE(Imaging X-ray Polarimetry Explorer)」を打ち上げます。IXPE衛星は、天体からのX線の偏光[1]を高感度で観測できる世界初の衛星です。激しい活動により、ブラックホールや中性子星などの極限天体からX線が放射されますが、IXPE衛星は観測例の極めて少ない「X線偏光」を捉えることで、誰も見たことがない新しい宇宙の姿を明らかにします。
2004放射線利用

ディープラーニングによって大幅な統計ノイズの低減に成功

材料の表面・界面を評価するための中性子反射率法は、計測の高速化が課題でした。精度を落とさずに高速に測定する手法の開発が求められていました。ディープラーニングによるデータ処理技術によって、短時間で測定した中性子反射率のデータに含まれる統計ノイズを除去することに成功し、測定時間を1/10以下に短縮可能となりました。
0505化学装置及び設備

可視光で水から水素を生成する粉末光触媒の変換効率向上の条件を明確化

可視光で水を水素と酸素に分解する酸硫化物光触媒の一つであるY2Ti2O5S2について、太陽エネルギーから水分解反応エネルギーへの変換効率が実用化の目安となる10%を超えるために必要な条件を明確化した。
1702地球物理及び地球化学

令和3年11月の地殻変動

2021年10月中旬から2021年11月中旬までの1か月間の地殻変動概況は、別紙のとおりです。東北地方を中心に、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震後の余効変動が見られます。火山周辺では、硫黄島において地殻変動が見られます。
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