自動運転における重大な問題をシミュレーションで検出する技術を開発

ad
ad

問題が発生するかを探り、起こりうる問題だけを効率的に自動探索

2021-11-15 国立情報学研究所,科学技術振興機構

情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII、所長:喜連川 優、東京都千代田区)のアーキテクチャ科学研究系 准教授 石川 冬樹らの研究チームは、科学技術振興機構(JST、理事長:濵口 道成、東京都千代田区)の戦略的創造研究推進事業 ERATO 蓮尾メタ数理システムデザインプロジェクト(ERATO MMSD、研究総括:NII アーキテクチャ科学研究系 准教授 蓮尾 一郎)のもと、自動運転システムのシミュレーションにおいて、急加速や急ハンドルが起きているなど事故につながるような複合的で重大な問題が発生するシミュレーションシナリオを効率良く自動で見つける技術を開発しました。

本手法では、シミュレーションの試行を繰り返す中で、追い越しや右折などのシナリオごとに起こりえない問題を見つけて不要なシミュレーション試行を除外することで、重大な問題が起きるような本当に重要なシナリオ、例えばあまりにも強い加速と急ハンドルが同時に発生するなどの状況を効率的に見つけ出すことができます。

本研究成果は、ソフトウェア工学における自動化についてのフラッグシップ国際会議「ASE 2021」で2021年11月16日(オーストラリア時間)に発表されます。

本研究は、科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業 ERATO 蓮尾メタ数理システムデザインプロジェクト(JPMJER1603)の一環で行われました。本研究では、マツダ株式会社から提供された経路計画プログラムを用いています。

詳しい資料は≫

<論文タイトル>
“Targeting Requirements Violations of Autonomous Driving Systems by Dynamic Evolutionary Search”
<お問い合わせ先>

<JST事業に関すること>
内田 信裕(ウチダ ノブヒロ)
科学技術振興機構 研究プロジェクト推進部

<報道担当>
情報・システム研究機構 国立情報学研究所 総務部企画課 広報チーム
科学技術振興機構 広報課

ad

1602ソフトウェア工学
ad
ad
Follow
ad
タイトルとURLをコピーしました