第4回国連環境総会(UNEA4)の結果について

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2019-03-16 環境省

3月11日(月)から15(金)にかけて、ケニア・ナイロビにおいて「第4回国連環境総会(UNEA4)」が開催されました。

 我が国からは、勝俣孝明環境大臣政務官が「環境課題と持続可能な消費と生産のための革新的な解決策」をテーマとしたハイレベルセグメント(閣僚級会合)に出席し、海洋プラスチックごみ対策について我が国が共同提案した決議案の趣旨を説明するとともに、プラスチック資源循環戦略の検討状況等の我が国の取組を紹介しました。また、今年のG20議長国として、地域循環共生圏づくりを始め、イノベーションを通じた「環境と成長の好循環」を実現する取組を進め、世界のモデルをめざすとの方針を述べました。

 総会では、「環境課題と持続可能な消費と生産のための革新的な解決策」と題する閣僚宣言のほか、我が国・ノルウェー・スリランカの共同提案に基づく「海洋プラスチックごみ及びマイクロプラスチック」に関する決議や、「持続可能な消費と生産の達成に向けた革新的な筋道」に関する決議等、計23本の決議が採択されました。

 また、今回のUNEA4における閣僚宣言及び決議の採択を受け、原田義昭環境大臣が談話を発表しました。

1.会合日程

平成31年3月11日(月)から3月15日(金)まで

・11~13日 事務レベル会合

・14~15日 ハイレベルセグメント(閣僚級会合)

2.場  所:

ケニア・ナイロビ

3.主 催 者:

国連環境計画(UNEP)

4. 参加国等:

  • 世界約160ヶ国及び関係国際機関の代表が出席し、ホスト国であるケニア共和国からは、ウフル・ケニヤッタ大統領が出席。エストニアのシーム・キースラー環境大臣が議長を務めた。

  • 我が国からは、勝俣孝明環境大臣政務官、高橋康夫地球環境審議官、環境省及び外務省の担当官が出席した。

5. 会合結果:

(1)主な成果

  • 閣僚宣言「環境課題と持続可能な消費と生産のための革新的な解決策」が採択された(別紙1、2)。なお、アメリカは閣僚宣言に部分的に不参加。

  • 以下を始めとする計23本の決議が採択された。

    • 「海洋プラスチックごみ及びマイクロプラスチック」に関する決議(別紙3、4)
    • 「使い捨てプラスチック汚染対策」に関する決議(別紙5、6)
    • 「持続可能な消費と生産の達成に向けた革新的な筋道」に関する決議(別紙7,8)

(2)我が国の貢献・発信

(ア)決議案の提案

a) 「海洋プラスチックごみ及びマイクロプラスチック」に関する決議(別紙3、4)の原案をノルウェー及びスリランカと共同提案し、取りまとめに貢献。決議では、①既存の機関を活用した新たな科学技術助言メカニズム等による科学的基盤の強化、②多様な主体による行動強化のためのマルチステークホルダープラットフォームの新設、③国際的な取組の進捗レビュー及び対策オプションの分析を2年後のUNEA5に向けて公開特別専門家会合で実施、を決定。

b) 「持続可能な消費と生産の達成に向けた革新的な筋道」に関する決議(別紙7、8)の交渉過程において、我が国からは循環経済に係る世界規模の普及啓発活動の推進を提案し、取りまとめに貢献。決議では、将来の「世界環境の日」のテーマとして、循環経済と持続可能な消費と生産の達成に焦点をあてて普及啓発を進めることを決定。

(イ)ハイレベルセグメント(閣僚級会合)

勝俣孝明環境大臣政務官は「環境課題と持続可能な消費と生産のための革新的な解決策」をテーマとしたハイレベルセグメント(閣僚級会合)等に出席し、ステートメント(別紙9)。ステートメントでは、①プラスチックごみの海洋流出の防止のための廃棄物管理・海洋ごみ回収・3R・イノベーション・国際協力の必要性を主張するとともに、海洋プラスチックごみに関する上記決議案の趣旨を説明。②プラスチック資源循環戦略の検討状況や、昨年10月の「世界循環経済フォーラム」の横浜開催等、我が国の取組を紹介。また、③今年のG20議長国として、地域循環共生圏づくりを始め、イノベーションを通じた「環境と成長の好循環」を実現する取組を進め、世界のモデルをめざすとの方針を表明。

6. 個別会談:

勝俣孝明環境大臣政務官は、会期中、①シーム・キースラーUNEA4議長(エストニア環境大臣)、②UNEPのジョイス・ムスヤ事務局長代理及びインガー・アンダーセン次期事務局長、③米国のマルシア・バーニカット国務省海洋・国際環境科学局次官補代理、④中国の趙英民 生態環境部副部長との間で意見交換を行った。主な内容は以下のとおり。

  • UNEA4議長及びUNEPとの会談では、閣僚宣言案及び決議案に関する意見交換や、今後のUNEPと我が国環境省の協力等について意見交換を行った。

  • 米国及び中国との会談では、海洋プラスチックごみや循環経済等に関する協力について意見交換するとともに、G20日本開催に向けた協力要請を行った。

7. サイドイベント:

  • 勝俣孝明環境大臣政務官が「Municipal Solid Waste and Marine Litter」と題する海洋ごみに関するサイドイベントに登壇し、アフリカのきれいな街プラットフォーム(ACCP)の活動をさらに推進するとともに、6月のG20に向けて海洋プラスチックごみの削減にリーダーシップを発揮していくことを表明。

  • 勝俣孝明環境大臣政務官が「The Next Wave of Innovation」と題するイノベーションに関するサイドイベントに出席し、海洋プラスチックごみ問題について、科学的知見の強化や循環経済への移行に向けた取組の促進の必要性を主張。

  • 我が国環境省、フィンランド環境・住宅・エネルギー省、ケニア環境森林省の共催
    で「UNEA-4 High-level Luncheon: Innovative Policy and Solution for Circular
    Economy」と題する閣僚級サイドイベントを開催し、200名を超える参加者の下、
    フィンランドのキンモ・ティーリカイネン大臣、ケニアのケリアコ・トビコ大臣を
    はじめとする約20名の国際機関、政府機関、民間団体、NGOから、昨年10月
    に横浜で開催された世界循環経済フォーラム(WCEF)の成果やアフリカのきれい
    な街プラットフォーム(ACCP)の取組など、世界各地域における循環経済に向けた
    実例が共有されるとともに、イノベーションの必要性が強調された。

8.その他:

  • 第5回国連環境総会(UNEA5)は、2021年2月22日から26日にかけて、ケニア・ナイロビで開催することが決定された。
  • 今回のUNEA4における閣僚宣言及び決議の採択を受け、原田義昭環境大臣が談話を発表した(別紙10)。

 英文資料は、以下で入手可能。

 http://web.unep.org/environmentassembly/ministerial-declaration-resolutions-and-decisions-unea-4

添付資料

連絡先

環境省地球環境局国際連携課

  • 課長 福島 健彦
  • 企画官 伊藤 史雄
  • 課長補佐 高橋 啓介
  • 専門調査員 松藤 佑介

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