宮城県に設置したモニタリングポストにおける異常値表示の原因と今後の対応について

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2018/04/12 環境省

環境省が宮城県に設置したモニタリングポストにおいて、
①3月7日 石巻市石巻広域クリーンセンター(最小値0.006μSv/h、最大値0.288μSv/h)
②3月23日 角田市仙南クリーンセンター東方交差点付近(最大値0.300μSv/h)
③3月29日 角田市仙南クリーンセンター東方交差点付近(最大値0.606μSv/h)
④4月4日  角田市北郷自治センター(最大値0.300μSv/h)
の4回、異常値が表示されています(3月30日報道発表(別添1))。
この原因について分析した結果、検出器単体の故障ではなく、モニタリングポスト内部に設置している通信機器からの電波ノイズの影響によって、検出器が誤った数値を算出した可能性が高いとの結論に至りました。
環境省としては、ノイズ発生源となる通信機器の検出器からの隔離、検出器本体に対するノイズ対策強化などの対策を実施します。また、検出器35台を全数交換し、交換した検出器の健全性確認を行うことでこれまでに測定したデータの信頼性を確認します。

1.今回の事象に対する要因分析と回収した検出器等の試験結果について

原因と想定される要因を内的・外的要因に区分し、再現性確認試験を実施しました。その結果、検出器単体の故障ではなく、モニタリングポスト内部に設置している通信機器から発信される電波の影響によって、検出器が誤った数値を算出した可能性が高いとの結論に至りました。(別添2)

(1)回収した検出器単体の試験結果

石巻市石巻広域クリーンセンター及び角田市仙南クリーンセンター東方交差点付近のモニタリングポストか  ら回収した検出器ついて、メーカーで次の6試験を実施致しましたが、指示値が上昇することはありませんでした。このことから、検出器単体の故障ではないと判断しました。

<試験項目>

①ヒートサイクル試験

温度を変化させ、指示変動・誤表示・誤動作の有無を確認

②ノイズ印加試験

携帯電話等の電波を照射し、指示変動・誤表示・誤動作の有無を確認

③放射電磁界試験

電磁界を印加し、指示変動・誤表示・誤動作の有無を確認

④商用周波数磁界試験

磁界を印加し、指示変動・誤表示・誤動作の有無を確認

⑤静電気試験

ノイズ(静電気)を印加し、指示変動・誤表示・誤動作の有無を確認

⑥電池放電試験

電池を放電させ、指示変動・誤表示・誤動作の有無を確認

(2)装置本体の試験結果

上記の回収した検出器とモニタリングポスト本体との組合せによる確認試験を実施しました。

<試験項目>

①電源電圧変動試験

電源電圧を変動させ、指示変動・誤表示・誤動作の有無を確認。

②商用周波数磁界試験

磁界を印加し、指示変動・誤表示・誤動作の有無を確認。

③方形波試験(外的要因「ノイズ」に関する検出器への影響を評価)

方形波ノイズを電源部に印加し、指示変動・誤表示・誤動作の有無を確認。

④ヒートサイクル(試験温度変化による各構成機器のノイズ量変化による検出器への影響を評価)

温度を変化させ、指示変動・誤表示・誤動作の有無を確認。

⑤構成機器からのノイズ影響確認

検出器単体を各構成機器へ近づけ、指示変動・誤表示・誤動作の有無を確認。

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