ペロブスカイト太陽電池の常温熟成機構の解明

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2021-02-17 京都大学

大北英生 工学研究科教授、キム・ヒョンド 同助教、チョウ・ヨンユン 工学研究科・日本学術振興会特別研究員、若宮淳志 化学研究所教授、ジャンフイ・ジョン シドニー大学博士、ジュエミン・ビン 同博士、リ・ヨン ニューサウスウェールズ大学博士課程学生、グリーン・マーティン 同教授、ファン・シュジュアン 同准教授、ジャン・モン 同博士、ホ・バイリー・アニタ 同教授(現・シドニー大学教授)らの研究グループは、ペロブスカイト太陽電池を空気中で保管することにより効率が向上する機構を包括的に解明しました。

ペロブスカイト太陽電池を空気中に保管すると、ワインが常温保管で熟成するように、効率が向上することは経験的に知られていましたが、その機構については十分に理解されていませんでした。

今回の研究により、ペロブスカイト太陽電池を構成する材料の基本物性と電圧損失の原因を明らかにすることができました。これらの知見は、ペロブスカイト太陽電池のさらなる効率向上ならびに安定な材料設計をもたらすと期待されます。

本研究成果は、2021年2月16日に、国際学術誌「ACS Energy Letters」のオンライン版に掲載されました。

本研究のイメージ図
図:本研究のイメージ図

詳しい研究内容≫

研究者情報
研究者名:大北英生
研究者名:キム・ヒョンド
研究者名:若宮淳志

0405電気設備
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